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2013年11月21日 (木)

安徳台(迹驚岡・とどろきのおか)*底津岩根 その2

日本書紀の神功記にある迹驚岡(とどろきのおか)は、福岡県筑紫郡那珂川市にある。

後に安徳天皇が数ヶ月の間滞在したことから、安徳台と呼ばれている。

以前に書いたので、その続き。


安徳台に登ってきた。
畑などを荒らさない限り、登ってもいいそう。

Dsc_0880

この竹林の向こうが台地の上。
安徳台には、安徳宮がある。

Antokugu1


幼くして亡くなった宮を悼み、この地で弔っていこうと、土地の人達が祀ったのだ。

 

Dsc_0874

そばにある説明板。(クリックすると拡大されます)

現在まで、安徳天皇の亡くなられた日に「天皇さまごもり」が行われる。
(今は4月に入った第一週目の日曜日。近くの方だけ参加)


Dsc_0868

安徳台の上の広大な土地には、みかんやオリーブの畑が広がっている。

Dsc_0870

空が近く、地上のざわめきも聞こえない。


6万年前の阿蘇の堆積層からなる力強い土地。



安徳台の端っこのほんの数パーセントの土地を発掘した時、様々なものが出土したそう。

以前の安徳台の記事に、酋長級の墓が書かれた説明板を載せているが、その他にも、たくさんの貝輪を腕にはめた人物の墓なども見つかっている。

貝輪は祭祀者の証とされていることから、ここで祭祀が行われていたとされている。

紀元前の直径14メートルの工房跡も見つかっていた。

 

本当に古くから、特別な土地として守られてきているように感じた。

 

                                 *

私が以前見た幻の神社(祭祀の場所)は、おそらくこの地にあったもの。


ここは、「底津岩根」

住吉の元宮があり、かの神は全ての神。

☆→神*総まとめ)

よって、ここが「天孫降臨の地」になるのだ。

☆→高天原と底津岩根 ~神話の真相 8 ~

                    *

 

筑紫の日向。

日に向かう花のような台地。

空から見ると、安徳台は地上に咲いた花のようです。

 

大地の力を放つ力強い花。

 

 

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