白龍と青き龍の夢
その夢を見たのは、私がFARIONに出入りしていた頃。
この頃は、色々刺激されていたのか、意味深な夢を見ることがありました。
1993年頃だったか、夢を見てFARIONの会議室にアップしたと思うのですが、
ログが残っていませんでした。
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私は一人電車に乗っています。
乗客は他にいないようです。
右手が海。
左手には田んぼが広がっています。
窓の外の景色の中に家もありましたが、人気がありませんでした。
誰も、誰もいない、静寂に包まれた土地。
建物も何もかもそのままなのに、人だけがいない。
荒れた田んぼには、小鳥達が舞っていました。
のどかなようで、なにかぴんと張り詰めた空気が漂っています。
そこを音も無く進む一両の私を乗せた電車。
「あれからずっと、だれも住めないんだ」
そう、そっとつぶやきました。
すると、窓の外・・・。
きらきら光るものが見えました。
ざっば~ん
聞こえない音が聞こえたかのようでした。
土の中から巨大な水柱と共に出てきたのは・・・
真っ青な龍でした。
(地面のはずなのに、「水柱」のよう。
今思うと、「現実の地面の中」から出てきたのではなく、
何か霊的なもの・・・「波動の海の中」からという表現が近いかもしれません)
青き龍はお日様の光を受け、きらきらとうろこを青銀色に輝かせます。
巨大な龍。
すると空から現れたのは、真っ白な龍。
こちらも日の光を受けて、きらきらと白銀に輝きました。
巨大な真っ白な龍は、そのまま大地の中へ。
ざっば~ん
巨大な水しぶきをあげて、するすると潜り込んでいきました。
ざっば~ん
白い龍が水柱とともに、大地から出てきました。
二頭の龍は、互いに巨大な体をくねらせながら、
大地の中にダイブしたり、
出てきたり、
空を舞って、
また大地にダイブしたり・・・。
それを何度も繰り返します。
その度に水しぶきが大地からあがります。
・・・あぁ、これは・・・
心の中に浮かんだものがありました。
これは、大地を浄化している。
人の住めなくなった大地を、二頭の龍はきれいにしている。
”空の気”と”地球の気”を大地に送り込んで、混ぜ込んで・・・
そうして、また人の住める大地に戻そうとしているんだ。
と。
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二頭の龍は、空と大地の神(精霊?)
いつか、熱田神宮に行った時、こんな声が聞こえたことを思い出しました。
<神は、人の祈りにより存在するもの。人の祈りがなければ、この世に存在し続けることなし。
長い時を越えて、たくさんの人が祈り続けた証が、今の神の姿>
この言葉を思い浮かべたのです。
人の祈りが龍の存在を確かなものにしていく。
祈りが聞こえる限り、龍たちは大地と空を浄化していくんだ、と。
龍たちは祈りが聞こえる限り、永遠に続けていく。
いつか人に返す日がくるまで。
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その夢は明晰夢でした。
普通の夢とは違うタイプのものです。
”これは、見せられたもの”
そう思っていました。
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