みちびき その4 ~FARION~
「FARION(エフ アリオン)」・・・・・・世紀末フォーラム
私がよく行っていたその場所は、NIFTY-Serve の中でも特別変わった場所でした。
「ARION」とは、宇宙神霊なのです。
そのARIONの声を聞く方(チャネラー)がKさん、
そのFARIONのシスオペ(管理人)でした。
いくつかの本を出されています。
私は当時まったく知らなくて入ったのですが、
フォーラムに集まっていた他の方々はそういう方面に興味があり、詳しい人が多く、
毎日、RTなどで議論していました。(大抵は、雑談)
「朝までRT」と言っては、夜明けまで話すこともよくありました。
まさに私があの日見たTVの画面の中のようでした。
最初の頃は、まだ従量課金制。
テレホーダイも無かった頃は、課金と電話代が万単位できて、毎月どきどきしてました。
まだまだ敷居が高かった為、来る人は限られた人だけで、
秩序も保たれていました。
FARIONの中では、しばしば不思議なことが起こりました。
フォーラムに入ったところにARIONの「ハロー」という「その日の言葉」が
書かれてありました。
それを見てからRTに入るのですが、一通り話し合った後出てくると、
その言葉が変わっていることがよくあるのです。
RTの中で議論していた内容の言葉に。
Kさんは一度もRTに来ていなかったので、その内容を見ていないはずですが。
「何か書きたい」という衝動に駆られ、書いて会議室にUPした後に
<ハロー>を見ると、その内容と同じ言葉になっていることもありました。
そういう現象を仲間内では、「ARIONとリンクした」と言ってました。
また、誰かがRTで議論を交わしている時、SENDでこっそり特定の誰かに
「私は何々だと思うんだけどね~」なんて本音を送ったら、
失敗して表に出ることもありました。
まさにその言葉、「言うべきこと」は、SENDしても必ず出るものという暗黙の了解が
ありました。
ただの仮想空間ではありませんでした。
そこでは、何かの意思が常に働いている。
いつも、そう感じていました。
*
ある時、RTでARIONに言われた言葉があります。
(ARION) 弥沙は瞑想の中で覚醒する>弥沙
(弥沙) 私は、瞑想なんてしないよ。したくてもできない>ARION
(ARION) 覚醒するのは、夢の中。夢うつつの中。眠る前と起きる前>弥沙
滅多にRTに顔を出さないARIONでしたが、
一度だけ直接言われました。
でも結局、ARIONに本当に聞きたかったことは聞けずじまいでした。
「私が見ていた夢は、本当に前世だったの?」
普段、「夢の話」として保留していた「前世の夢」について、
何度も考えさせられました。
FARIONという場所であの人に会いましたが、
FARIONという場所自体、私が行くべき場所だったと思います。
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