結びの山 ~その9 天岩戸 ~
天岩戸は、福岡県筑紫郡那珂川町(*2018年10月以降那珂川市に昇格)
の戸板という山あいの地区の「山神社」にあります。
*(旧・岩戸村戸板 *今は、那珂川町南面里(なめり))
ご祭神は大山祗命。
磨崖仏が彫られています。
何度か写真で見たことはありましたが・・・。
その前に立った時、あまりの眩しさに光に包まれたように思いました。
「ただ、そこに大岩があったから岩戸にした」というのでは無い、
と感じてます。
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<岩戸は繋がっている>
そう思ったのは、奈良の天香具山の麓の「天岩戸神社」に
参拝した時でした。
そこで宇宙を見て扉を感じ、他の岩戸と繋がっていると思ったのです。
同じく天岩戸神社とされる伊勢の「恵利原の水穴」では声が聞こえ、
他の”岩戸”に繋がっていると感じていました。
本当の「岩戸」がどこかではなく、結びの山のように「岩戸」が
幾つもあって、それぞれが繋がっていると思うのです。
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こちらの岩戸には伝承があります。
奈良にある神社の”岩戸”と対になっている。
天照大神が籠った天岩戸の片方の戸がこちらに落ち、もう片方の戸が
奈良に飛んだと。
調べてみましたら、その神社は筑前國風土記に、
「大和國宮戸村片戸明神」とありました。
しかし、奈良の宮戸町は御所市にありますが、片戸明神は
確認できませんでした。
もしかしたら、神社や土地の名が変わっているのかもしれません。
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それにしても、「福岡の那珂川町の岩戸」と「奈良の岩戸」が
対になっている・・・
という伝承は何かを表しているかのようです。
下の地図で赤い印をつけた場所が「岩戸」です。
(地図はグーグルマップより)
奈良の旅の記事(「旅の意味 その2~三四五の封印~」)で
触れましたが、
三角を線で中央で結んだ形が「ヤマト(矢の的)」の名の由来の一つ、
その”矢”の初め、起こりとなる場所に「岩戸」はありました。
( 続く )
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秘境においでになってたのねぇ!
無事にお帰りになれたようで良かったわ
投稿: Pee | 2017年6月 5日 (月) 18時04分
Peeさん、こんばんは(*^^*)
秘境でしたねぇ。
存在は前から知っていたのですが、なかなか
行こうと思えませんでした(^-^;
でも集落の中でしたので、まだまだ秘境の内に
入らないかもしれませんね^^
お社は、獣避けのフェンスがありましたけども、
とても綺麗で、大事にされてるのだなとひしひしと感じました
投稿: 弥沙 | 2017年6月 5日 (月) 20時59分