結びの山 ~その12 ARION 「三四五の封印」~
不思議なことは、いつも隣にあります。
神社や伝承の多くは、”不思議なこと”が始まりなのです。
胸の奥の鈴の音が響いたのなら、”それ”が自分の中にある何かに
シンクロしたのかもしれません。
パソコン通信のニフティーサーブで出会ったARIONは、私にとって
そんな存在でした。
宇宙神霊ARION。
チャネラーの北川さんを媒介とし、あらゆる事象を言葉に乗せ投げかけてきました。
一つの宗教や既存の常識にとらわれない、そして徒党を組まない。
故にパソコン通信という、まだ始まったばかりのネットワークに存在していました。
*
筑紫三山の図を見て気付いたことがありました。
これはARIONが言ってた「三四五の封印」の一つなのではないかと。
ARIONはそれを、著書やFARIONの中で何度も取り上げていました。
当時はそれが何を差すのか誰も分からなかったのですが、
kono87さんが解読したものが一番”響き”ました。 .
奈良における三四五の封印。
kono87さんブログ「ラトナ通信2017」より。
************************************************************************
ARIONには「345の三角形の封印」、「4の辺上を閉じる」という表現がありました。
すると直角三角形が2つできるのですが、二等辺三角形と直角三角形は、
奈良や京都のいたる所に見つかるのですが、
この大和三山と三輪山の図が基本になると思います。
すると、三輪山に封印された者は、真の初代の王であった
ニギハヤヒということになるでしょう。
大物主は倭大物主櫛甕魂命(ヤマトオオモノヌシクシミカタマノミコト)の称号より、また、物部氏の名よりニギハヤヒ命で間違いないと思います。
************************************************************************
そうして大和三山が”結んだ”先(矢の的)である三輪山は、
初代の天皇であった饒速日(ニギハヤヒ)命が封印された山ではないかと。
(地図はGoogle map)
また、次の天皇(神話では)が祀られている神武天皇陵(1)と、
三輪山(ニギハヤヒ命、2)、その妃、櫛玉比女命神社(ミカシヤヒメ、3)を結び、
導かれ出たのが、三島神社(4の場所)。
(地図はGoogle map)
ここが”矢の的”
ご祭神は布瑠御魂神。
櫛玉饒速日命です。
そこで撮った写真には、そこには無かったはずの靄が映りました。
ご神霊だそうです。
旅の目的は、この場所に来ること。
そして、それを”言挙げ”すること。
それがARIONの言ってた「封印を解く」ことになるそうです。
私は直接ARIONとコンタクトをしている訳ではないので、
その真偽は分かりませんが、この写真を見て
< 正解 >と言われたような気がしました。
ならば、「封印」とは、”矢の的”にある「饒速日命」では?
*
<三四五の封印は、日向の手によってかけられたのだから、
日向の手によってしか、解くことができない。
日向の血を受け継いだ者が、この本を読み三四五の封印の智慧を得たら、
四の辺上にあるたった一つのポイントに気づき、自らそこへ行くだろう>
.
ARIONは「三四五の封印」について、そのように言っていましたが、
「たった一つのポイント」は多分、封印の数だけあると思います。
筑紫における封印、それが「筑紫三山」だと感じてます。
イザナギ、イザナミ、ニニギを祀る山が形作る三四五の封印。
.
その”矢の的”には「脊振山」。
二竜が常に出現して、背を振るうと伝説にある山。
”奇なるもの”が振る山。
この山こそ、神話の「クシフル岳」。
布留と呼ばれる神は、ニギハヤヒ命、一柱のみ。
<天照国照彦天火明櫛玉饒速日命>
「クシフル岳」は、ニギハヤヒを表しているのではないかと・・・。
.
そうでした。
そうならば、全て繋がります。
筑紫三山がARIONのいう、三四五の封印なら、
そのポイントである脊振山は、必ずニギハヤヒ命を表すはずです。
なぜならARIONは、ニギハヤヒ命を”隠された(封印された)王”と呼び、
その存在を明らかにすることを、常に望んでいたからです。
.
「脊振山」がニギハヤヒを表す・・・そう考えたのなら、
奈良とも結びつきます。
三輪山の神、大物主(ニギハヤヒ命)は蛇神とされています。
その昔、蛇神と竜神は同じものとされていました。
(「大神神社(おおみわじんじゃ)と大物主神」)
脊振山の竜の伝承に通じるものがあります。
それにニギハヤヒ命は、大和に移る前はこの筑紫に拠点を置いて
いたのです。
「東に、国を治めるのに素晴らしい国がある」
と言われ、筑豊(飯塚あたり)の男達と共に、天磐船(天鳥船)に乗り、
その国、大和に向かったと神話にあります。
.
では、筑紫のどこであったか・・・。
( 続く )
.
« 結びの山 ~その11 天孫降臨 ~ | トップページ | 結びの山 ~その13 ヒの一族~ »
コメント