夏越祭 ’17 ~福岡県 那珂川町 ~
7月31日、夏越(なごし)祭がありました。
まずはこの祭りでは初めていく、日吉神社へ。
輪越祭とも言われます。
茅などで作った輪をくぐり、この夏の無病息災を願う祭りです。
地元の人達による屋台の準備をしているところでした。
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あの猿像。
大抵、水が張られてないのですが、この日はありました。
水があると雰囲気がちょっと違うような気がします。
暗くなってから来たかったのですが、現人神社の神楽が見たかったので、
移動です。
次は現人神社へ。
祭りは6時から。
車は、歩いて5分ほどの距離のミリカ(ミリカローデン。町の複合施設)の
駐車場が開放されているので、そこへ止めました。
すっかり暗くなった8時。
神楽、開演です。
この「岩戸神楽」は伏見神社で毎年、7月4日の夜に奉納されます。
夏越祭の現人神社では、その中の3演目だけ。
まずは「四神」
それぞれ、桃色、緑色、黄色、水色の幣を手にしてます。
四季と四大元素を表しているのかと思います。
一年、絶えず神に見守られることへの感謝。願い。
つぎは「恵比寿様」
見立ての船に乗ってます。
観客は、釣り竿から垂れた縄に、よった紙を結びます。
恵比寿様はそれを引き上げて戻ります。
人の願いを引き上げる・・・ような意味合いだと感じてます。
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つぎは「剣舞」
魔、ケガレを払うという願いが込められているのでしょう。
神楽、とっても迫力があって感動しました。
土地の人の神への想い、願いが込められた、「これぞ神楽」。
夜は更けて。
月が覗いてました。
楽しい一時をありがとうございました。
この土地に親戚があったぽち友さんは、以前、
「あっちは祭りが多いよね」と言ってました。
そういえば、今まで私がいた他のどの地域よりも多いです。
神と人、とっても寄り添っていて、それが人の輪を広げて、強くしていく。
この町が大好きです。
今、ここにいる縁を思うと不思議な気分です。
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