二つの伝承 1 基山登山 ~佐賀県~
先日、基山(きざん)に登りました。
基山は五十猛命が木の種を始めに植えた、植林発祥の山と言われています。
基はもと。
ここから色んなことが繋がりました。 . .
山道に入って30分くらい。
頂上付近は、広い草地になってます。
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基肄城(きいじょう)の石碑(昔の山城)。
奥に見える建物が展望台です。 .
こちらは、ほぼ北東の方向。
四王寺山や宝満山、その先、遠くには英彦山があります。
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写真中央より少し左側に四角い台地がありますが、そこが基山のほんとの頂上になります。
麓にある荒穂神社は、この頂上にあったそうです。
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頂上にある霊霊石(たまたまいし)。
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山の方向が書かれた石板です。
大根地山、釈迦岳の文字が見えます。
左から筑紫野町、宝満山、大根地山・・・。
宝満山は霊山であり、御笠山とも言われています。
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西側にある草スキー場です。
九千部(くせんぶ)、脊振山系の山々。
幾つかの山は縦走できるそうです。
奥の高い山が脊振山。
山頂にいた時、脊振山とのラインを強く感じました。
基山が「筑紫三山」の一つなら、他の二つの山(飯盛山、若杉山)とのラインを感じるのかなと思っていたのですが。
その結界とは別に何か。
それともう一つ、気になった方向がありました。
それは次回に。
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帰った後、友人と話していて分かったのですが、一度行った山はライン(繋がり)が出来るような気がします。
これは神社に参拝した時と同じ。
いつでも気持ちが届くような。
いつでもそこの神様と繋がるような。
ラインが出来ると言う事は、縁が出来ると言う事。
そうか。神功皇后も「遠見」で登ったわけではなく、その場所との縁を結ぶ為に登ったのか。
山の上は神の領域なのでしょう。
神様との邂逅もあるのかもしれないです。
次回は、この山の麓にある荒穂神社です。
( つづく )
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