日の神 と 月の神 ~筑紫神の伝承 番外~
(☆→天照と豊受大神(高良神と神功皇后) ~筑紫神の伝承 8~)
☆1 月神・高良神
高良の神は「月神」。
「潮満玉と潮干玉」を有し、月の如く、海の潮の満ち引きを自在に操る神。
安曇磯良神の名を持つ。
磯神であり、石上神宮と同神。
物部の祖神、饒速日命であった。
(後の記事)高良の伝承でも彼にたどり着いた。
(☆→高良玉垂宮神秘書 2 ~物部の祖神は饒速日命~)アメブロ
☆2 < 伊勢の神 >
<伊勢の外宮のご祭神は、籠神社から来た月神>
籠神社の神は、月神であり、磯神と呼ばれていた。
そして「潮満玉と潮干玉」を有していた。
これは、「高良の神」である「磯良神」に纏わる伝承、そのままだ。
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京都府、天橋立にある籠神社の主祭神は、「彦火明命(ひこほあかりのみこと)」
かの神は、「天火明命、天照御魂神、天照彦火明命、饒速日命」である。
そこから来た、伊勢の外宮のご祭神は、「豊受大神」と名を替える。
しかし、彼も豊受の性質を持つ神なのだ。
宇迦之御霊=歳神=稲荷神
饒速日である彼は、豊受の祭神でもあるのだ。
つまり、内宮にも外宮にも二柱の神が祀られていることになる。
もう一柱の「籠神社」の片割れは豊受大神。
これが絵馬では市杵島姫命となる。
☆絵馬の神は祭神。
よって、豊受大神=市杵島姫命。
彼女は饒速日命の后、御炊屋姫であった。
天照の別名には厳御霊がある。
厳島神社の神=市杵島姫命。
彼女こそ、女神天照であり、豊受大神。
☆3 < 日の神、月の神 >
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では、饒速日命は日の神・天照であり、月神・高良神=月読神。
日と月の神になる。
日月の神は「艮の金神」。
天理教の神は艮の金神という。
教祖の中山みき氏は、今の「おぢば」の場所でその神と邂逅していた。
そこには「三島神社」が元々あったのだ。
その神こそ、三島神社のご祭神である布留御魂神。
石上神宮の御祭神、饒速日命。
「艮の金神」は、彼である。
彼は日月の神。
艮の金神である布留御魂神=饒速日命は、
日と月の神、その両方であるのだ。
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日月、ひつきは、「日嗣」に繋がる。
<日嗣の神>
新嘗祭では、オリオン座の三つ星を基準にしていた。
「住吉三神」の象徴である。
それは「日嗣の神」が、彼の神であることを示している。
住吉神=饒速日命=高良神だ。
(「新嘗祭 と 住吉神 と ニギハヤヒ ~その1~」)
彼の神は。
「天照國照彦天火明櫛玉饒速日尊」
「住吉三神の底筒男神」
そして「歳神さま」であり、高良神。
スサノオの子であり、年始に幼児の姿として現れ、 年の終わりに
翁になるという稲穂の神。
彼は、全ての神であった。
(☆→神*総まとめ)
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住吉神の元宮の「現人神社」は、今、うちの産土神様。
この”道”は、ようやくたどり着いたこの地が、私が本当に還りたかった故郷だと教えてくれた。
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こんばんは~(^0^)
「出雲神族・海部氏と丹後」(出雲大神宮の広瀬宮司と丹後の籠神社の海部宮司の対談)・
吉田大洋「竜神よ、我に来たれ!」から引用 を読んで籠神社のご祭神が???
ニギハヤヒのことが書かれていました。
ちょっと面白いので書いてみました。
もしよろしければ検索してみてください。
投稿: 章 | 2018年1月 9日 (火) 22時09分
こんばんは、章さん
面白いサイトを教えてくださってありがとうございます。
全部はまだ見ていないですが、なかなか興味深かったです。
籠神社のご祭神が高良の神ではないかともありましたね。
じっくり読んでいきたいです。
投稿: 弥沙 | 2018年1月12日 (金) 02時49分