伊勢天照御祖神社 ~福岡県久留米市~
ここへは2度目。
福岡県久留米市大石町にある「伊勢天照御祖神社」です。
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ご祭神は「天照国照彦天火明尊」
饒速日命。
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伊勢天照御祖神社
鎮座地・・福岡県久留米市大石町三一二
祭神・・天照国照彦天火明尊(饒速日命)
大石太神宮ともいわれ、天照国照彦天火明尊。「先代旧事本紀」の
天孫本紀は、この神のまたの名を饒速日命・天火明命などといい、
高天原から河内の哮峯に天降ったのち大和の鳥見に遷り、長髄彦の
妹を娶って物部氏の祖宇麻志麻治命を生む、と伝える。
「延喜式」神命帳は、筑後国三井郡三座のうちに「伊勢天照御祖神社」を
記すが、久留米御井町の高良大社の末社と当社に比定が分かれ、
他に「筑後国神名帳」の三潴郡「正六位上大石兵男神」を当てる説もある。
(中略)
またこの神社も、社名と祭神から見て物部氏の日神祭祀に関連していたと
思われる。 .
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前に来た時には気付かなかったこと。
神紋が「現人神社」と同じ。
ご祭神は、住吉三神。
(住吉大社も三つ巴)
それは偶然ではなかったこと。
そしてここに「高良大社の末社」のことが書かれてあること。
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以下、事代主さんのブログ「伊勢天照御祖神社」からの引用です。
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先代旧事本紀」・「天孫本紀」において物部氏の祖神饒速日尊は三二人の従者と
二五部の物部軍団を率いて大和国へ降った記述がある。
その物部軍団の本拠地は北九州の遠賀川・筑後川沿岸付近に集中している。
その中心地が高良大社のある高良山と推定されている。
「姓氏家系大辞典(角川書店)」によると、「筑後、当国は物部族の最初の根拠地にて、
当地方の大社高良山はその宗社と考えられる」。
このことから高良大社の祭神高良玉垂命も物部氏の祖神饒速日尊となる。
また、高良大社の元の祭神は高皇産霊神で、あとからやってきた高良玉垂命に
場所を譲ったと記されている。
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高良大社は饒速日命の本拠地であったという話は、どこかで聞いたことがありました。
「高良大社の神は、饒速日命である」
「二つの伝承」や「神の鉾」を書いて、ようやくそのことが繋がりました。
そして「高良の神である住吉神は、天照神である饒速日命」
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では、高良の神や住吉の神が共に饒速日命なら、
「高良玉垂神秘書」にあった、高良の神と神功皇后が夫婦になったという
記述は何を意味するのか。
それは「饒速日命の伝承と、高良玉垂神秘書に書かれている高良の神の
伝承が異なっている」
その答えになるのでは。 .
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