宝満山 登山 ~宝満宮竈門神社 上宮 福岡県~
久々の快晴!
なので、いても立ってもいられずに、宝満山へ。
登山者は、前回の「宝満宮 竈門神社」の前にある
有料駐車場(1日400円)を使います。
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まずは、お社「宝満宮 竈門神社」にご挨拶。
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宝満山の登山口は、お宮の側にある神社の鳥居から入ります。
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この表示板、大根地山にもありました。
踏破するのは大変そうです。
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登山口。
全行程、”ほぼ”石段でした。
林道が途中まであり、2度程その道路を渡ります。
この表示板の場所がその道路の終着点(ポイント3の場所)。
駐車場があって何台か車が止まってました。
福岡で登山する人が一番多い山だそうで、平日の昼間なのに、
30人以上の人とすれ違いました。
「こんにちは!いい天気で良かったですね!」
そう話しかけたら、
「こんにちは!雨が外れたからね~。来ちゃったよ」
「いても立ってもいられませんでした!」
お互い大笑い。
気付けばすっかり登山にはまってる!
こんな岩場もあります。
山に登ることって、生きることの意味と似てる気がします。
登ること、そのすべてに意味があるような。
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次第に息が上がってくると、何も考えられなくなります。
ただ、足を出して、前に進む。
ひたすら。
そうして、心が透明になると、色んなものが聞こえたり、見えたりしてきます。
風の心地よさ。
鳥の鳴き声。
自分の息遣い。
自分はここで生きているという実感。
広大な自然の中、自分という存在が今、ここにいること、
ここにしかいないことを思い知らされます。
「自分」にとっては、自分が世界の全てであり、世界の全てが自分である。
「全は一」と玉置山で聞いたのを思い出しました。
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踏みしめる石段の形。
その石がそこに置かれるまでの歳月を想う。
一期一会のすれ違う人達との交流。
この瞬間に、ここにいる奇跡を知る。
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自分が感じとろうとすればする程、色んなものを見せてくれる。
世界の全てさえ、自分の心一つで変わる。
山とは、そんな場所なのです。
だから惹かれるのかもしれません。
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閼伽(あか)の井戸。
ここのは飲めません。 .
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「あと10分。がんばらんぞー」の札。
愛されている山なんだと感じます。
馬蹄石。
玉依姫降神すれば、則ち山谷鳴りて振動す。
(中略)
「我は玉依姫なり。現国を守り、民を鎮護するために
この山中に居ること年久し・・・」
と告げたかと思うとたちまち雲霧がおこり貴夫人は姿を変じて金剛神
となり、九龍馬に駕して飛行した。
その時の龍馬の蹄のあとが、大岩のくぼみであると言い伝えている。
ここを過ぎるともう少しです。
出会った方に
「頂上はまだですか」
と聞いたところ、
「ほら、この上だよ!」
「あ!やったぁ!上宮だ~~!ありがとうございます!」
「最後にとどめの階段があるからね!がんばって!」
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見上げた崖の上に上宮の白い姿が見えました。
嬉しくてシャッターを切った・・・はずなのですが。
逆光じゃなかったのに、お社自体が輝いて映っていなかったみたいです。
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とどめの階段。
美しい~~!
こんな素敵な場所にあるなんて。
宝満山の頂上、右側にあるのが三角点、かな。
標高830mです。
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お社の裏側からの景色(東の方向)。
正面のお山が、この前行った「大根地山」(だと思う)
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北の方向。
ほぼ中央に見えるのが、「若杉山」です。
このお山から峰伝いに行けるそうです。
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南の方向。
頂上に着いたのは、1時前。
ほぼ1時間半かかりました。
上では10人くらいの人が思い思いの場所で休憩してました。
私もしばし休憩。
登山口の鳥居が見えてきました。
帰りは1時間くらいでした。
今まで登った中で一番時間がかかりました。
そういえば、神功皇后が植えたという木を見ませんでした。
(すっかり忘れてたし)
千年以上経ってるのだから無いのは当然かも。
伝説は伝説のままにがいいのかもしれないです。
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この後、再び宝満宮へ。
無事帰還のお礼の挨拶をしてきました。
前に欲しかった勾玉のお守りも授けて頂きました。
「こより」のお守りがありました。
ミサンガのように切れるまで手首に巻いておくと縁が結ばれるそうです。
その昔、この一帯の女の子たちは16歳になると宝満山に登り、
頂上にある木にこよりを結びつけ、良縁を願う風習があったそうです。
神功皇后の「再会(さいかち)の木」の伝承からのようです。
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遥か昔から続く、霊山への人の道。
祈りが積み重なって、どんどん強くなるのでしょう。
神は人に祈られてこそ存在できるもの。
この山は、神々しく生き生きとした気が満ちています。
これは、週一で登ろうかな!
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登山サークルに入りました。
ソロもいいけど、たまには皆でわいわいと登りたい。
目標は脊振です!
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ブログ村に参加してます。
ぽちっとお願いいたします。
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