成竹山 ~福岡県 那珂川町~
面白いけど迷いやすい。
そう聞いていた那珂川町の成竹(なるたけ)山。
こんな風景に出会えます。 .
前々から気になっていた、日吉神社の裏山だと知って登ってみました。
もちろん登山本には記載なく、YAMAP(登山者の為のアプリ)のナビとあとは現地に行ってみるしかないです。
登山口は「共栄橋」の先の「寺倉林道」の終点。
車も駐車できますが、この日は自分だけでした。 .
登山口。 .
ここは・・・。
まるで別世界。
この感じは・・・なんだろう。
一言で表すのならば、神秘的。
気配も何もかも。
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そう言えば、「日吉の森」に繋がる山。
ここも神域。多分、お山が全部。
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「中村山荘跡経由、成竹山頂上」の案内板。山荘跡へはこのまま真っすぐ。
でも先に展望台に行きたければ、ここで左。
すぐ横を流れる、小さな滝のある沢を渡ります。
こんな岩がごろごろと。 . .
急な場所にはロープが張られています。
道が間違ってなかったとほっとする.。
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那珂川町の有志の方々が登山道を整備なさっています。
とても有り難いです。
赤テープはしっかりありますが、そればかりを見て歩いてると、意図しない所に行ってしまいます。
YAMAPのナビの軌跡を確かめるのは必要かな。
. 鳴らしてみたくなる鐘。
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奥に岩があるこんな景色が見えたら、展望台への分岐点。
(奥の岩はこの岩)
かなり分かりにくいので、ナビを見てこの辺なんだけど、と探し回りました。
通りすぎてから、こんな岩があったら10mほど戻った場所にあります。
左側(東)の斜面を下りて行く登山道へ。
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踏み跡と赤テープを頼りに進むと三つ叉の木に出会います。(写真右側)
そうしたらもう少し。
写真の真ん中あたりの光って見える場所が展望台。
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見えた! .
素晴らしい眺め!
那珂川町と博多の街が一望できます。
どうやってここまで運んだんだろう。
あまりにも居心地が良かったのでここで40分も休憩。 .
展望台へと降りる分岐点へと戻って、少し登ったところ。
展望台は中央の岩のすぐ右下にあります。
やっぱり登りでは分かりにくい。
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成竹山頂上。
標高580m。
林道でかなり登ったので、登山口から50分ほどで頂上へ。
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次は隆岳(りゅうたけ)へ。
一度下り、また登ります。
下の写真、左側の木に「隆岳へ」の案内板。
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手前の岩が、「みざる、いわざる、きかざる」の三匹に見える。
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隆岳頂上。
マイナーな山なのでYAMAPのなびには山の表記なし。
ここから下山して周回しようと思ったのですが、下山道が分からない。
赤テープは真っすぐ先を示しているけれど、迷うかも。
YAMAPのナビでは、落ち葉で滑る急な斜面の先を示している。
その斜面を下るのは無謀すぎる。
諦めて、もと来た道をあのお猿岩まで戻りました。
再び、成竹山へ。
その辺り。
ふっと空気が変わる。
結界を感じた時とちょっと違う。
あぁ、日吉神社に初めて参拝した時に感じた、あの”感じ”に似てる。
圧倒的な力強さ。ここは神の土地。
残念ながら巨大石碑は分かりませんでした。
次の時のお楽しみ。 .
この付近は沢(石の間に水が流れている)の上を歩きます。
かなりな悪路。
普通に考えたらここに人は住めない。
「中村山荘分岐点」まで戻ってきました。
登山道入り口まで、休憩入れて2時間30分。
カエルはいっぱい見ました。
マムシもいるそう。
今度来るのは冬かな。
成竹山のような私有の山にもこんなに登山道が整備されていたりするのは、ひとえに「この山が好き」という人達の想い。
好きだから、他の人にも安全に登って欲しいという想い。
そういうのもしっかり受け取りながら登ると、ソロで登る山も一人じゃない。
ソロで登るからこそ、受け取れるものもある。
そんな気がします。
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特にここは・・・
神域なのに「親しみ」があるのは、多分人と共存できているから。
この町全体がそうなんだろうな。
大昔から。
人が増えても。
これから先も。
受け入れ、共に歩む。神も人も。
この町が大好きだ。
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こんばんは
登山、近くの山散歩しかしたことありませんが、ブログ拝見して山の神秘を感じました。
気配みたいなものを・・。
登山気分味わうことが出来ました。
ありがとうです
投稿: みい | 2018年6月 6日 (水) 19時31分
みいさん、コメントありがとうございます
なかなかすごいとこでした
写真からでも受け取ってもらえて嬉しいです。
今まで散歩でも山に入ったことがあまりないので
新鮮です。
ワンちゃんがいると散歩する機会も増えますよね
投稿: 弥沙 | 2018年6月 7日 (木) 06時56分