伏見神社 * 神楽
前回の続き。
7月14日の夜にあった、福岡県 那珂川町の伏見神社の神楽です。
19時、ちょうど西の山に日が落ちた頃に始まりました。
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「命和里」
みことわり。
曲目のことだそうです。
まずは子供舞から。
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「四神」
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「両刀」
祓いの意味があります。 .
子ども神楽が1時間程舞われた後、大人神楽の始まりです。
. .「神宮」
ここの大人神楽の初めに舞う演目。
「祓い」場を清め、
「降神」神を降ろし、
「能」舞を舞う。
の三種類の演目があるそうです。 . .
「御弓」
弓を弾く音には魔を払う力があります。
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「事代」
恵比寿さまです。
観客が紙にお賽銭を包んで、釣り竿から下がった紐に括りつけに行きます。
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大漁~! . .
「荒神」
大人気の鬼。
子ども達を「さらって」お社の奥に大事に抱っこして連れて行き、
神の加護を授けてくれます。
大きくなるほど大泣き。
うちもここに来てすぐに知ってたらなぁ。
一番下はこの町で生まれました。
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30人ほど並んでいたので、半分は後半へおあずけ。
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「敷蒔」
お盆に入った米が落ちないように二人がくるくると舞台を舞います。
これができるのはこのお二方だけだそう。
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「四神」
火、水、地、風と、四季も表していると思います。 .
「問答」 .
問答の赤鬼。
こちらの鬼も赤ちゃん達を抱っこして神前に連れて行く儀式をします。
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「榊」 .
前回に載せた「磯羅」
磯羅神と武内宿禰。
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豊玉姫(ご祭神・淀姫)登場。 . .
海神。 .
海の神より満珠・干珠が豊玉姫の手へ授けられました。
それを武内宿禰の元へ。
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伏見は、伏し水(海)。
およそ2千年程前、この辺りまで津波が到達したそうです。
ここに豊玉姫のお社があるのはその為なのでしょう。
その頃の海岸線は今よりももっと近かったのです。
佐賀の與止日女神社から勧請されました。
満珠・干珠は海の潮の満ち引きを操ると言われる宝珠。
その力は月の如し。
故にそれらを持ち、使いこなしていたという高良の神(住吉神である那珂川の現人神)は、
月神ともされていたのでしょう。
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白なまず
お社に飾られている絵と同じ。
描かれたんでしょうか。
そっくり。 . .
この絵もお社に飾られています。
そう言えば、退治しようとしている人は誰だろう。 .
神功皇后の絵もお社の中に飾られてあります。 .
ありがとうございました!
次の神楽は7月31日の現人神社での夏越祭です。
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前回も書きましたが、この「磯羅」。
それが奉納されているという志式神社に、この祭りの3日前に
初めて参拝したところでした。
偶然と思えないことが続きます。
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