神の石 巨石パーク ~佐賀県大和町~
佐賀県の巨石パークへ。
パークとは名ばかりで、しっかり登山です。
山の中腹に数多くの巨石が点在します。
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前々から気になってはいたのですが、コメントでお聞きして、
行ってきました。
パークの全体図です。 .
.(クリックすると拡大されます)
案内板には、
肥前大和巨石パーク山中に、肥前風土記にも記載されている巨石群
(10m以上の石が16個以上)があり、この巨石群は与止日女神社の
ご神体と考えられている。
(中略)
「肥前風土記」の佐嘉郡の地名起源の話について
「此の川上に石神あり、名を世田姫といふ。」とあり、この世田姫が
「延喜式神名帳」という書物にある与止日女神社の祭神と考えられ、
古代では巨石を神様として信仰し、肥前風土記にあるように
神体は大きな岩であったと考えられる。
とあります。
管理棟があり、そこで案内図をもらいました。
コースの説明もして頂きました。
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まずは、まっすぐ登る方へ。
急とはありますが、それほどではなかったです。
1番の神頭石へ向かいます。
10分ほどで着きました。
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一番目、神頭石。
写真では大きさがよく分からないですが、横6m以上あります。
「永く眺めていると御先祖様の顔が見えてくる」
と言われています。
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2番目の道祖神石(サヤノカミイシ)。
「本来、道往く人達を守る神様と言われ、ここに来た人達の交通安全の守護神。
高さ二十三尺(約6.97m)、幅二十五尺(約7.57m)。
上部は平面で長さ8.48m。」説明の紙より。
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3番目、御舟石。
「神代の昔、大海原を石神様が当地への航海にしようなされた舟と言われている」
長さは5~6mほどあります。
2000年程昔、福岡の北にある玄界灘と、佐賀の有明海は繋がっていたそうです。
その頃の海は今よりも広がっていました。
この石からは、そんな光景が見えてきそうです。
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4番目、兜石。
「武将が戦いの時にかぶったものに似ていることから名付けられ、
武将の肉体は滅びても兜と大和魂を今も残している」
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5番目、龍の石。
3番目の御舟石の後ろにあります。
「龍が天に昇る姿に似ていることから名付けられた。大願成就の神様とも
言われている。」
15mほどあって、かなり大きいです。
クジラみたいだ。
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6番目、造化大明神。
「天地万物をお作りになった神様といわれ、世田姫を祀られおり、
与止日女神社の上官として明治の中頃まで毎年11月20日祭典を
執行されてきた。男神石女神石からなり一見屋根の形をなし、
その下には洞窟にして人の通行が自由である。」
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とても大きいのです。
向こう側まで通り抜けできます。
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中に入った所。
空洞の高さは2m程ありそうです。
祭事をされていた場所だからか、空気が違います。
この感じ、どこかであったなぁ。
「その感じ」この後に分かってきます。
(つづく)
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わ~!さすがミサさん、写真も解説も丁寧です!自分が登ったときのことを思い出しました。一つ一つが写真には収まりきれないず、もどかしい想いをしましたが~(^_^;)続きが楽しみです(^-^)⤴
投稿: 山の灯徒ひとり | 2018年9月 8日 (土) 17時27分
山の灯徒ひとり さん、コメントありがとうございます^^
そう言って頂けると嬉しいです(*^^*)
岩が大きすぎるので、全体を入れるのはなかなか難しいですね。
しかも撮れても、対比が無いので、大きさが全く伝わらない(^^;
他の人と一緒に登ってた横に立っててもうのですけど、
山に登る時はほとんどソロなので。
500のペットボトルを手前に置いてみたりしましたが、
余計分かりにくかったですね^^;
教えてくださってありがとうございました!
ほんとに楽しかったです!
佐田京石に行ける機会があったら、
よろしくお願いします(*^^*)/
投稿: 弥沙 | 2018年9月 8日 (土) 18時19分
もちろんです!
佐田の京石は米神山の登山口にあり、頂上にも列石がありますが、これは麓の京石のパワーを頂上が汲み上げて発信している…という感じです。それには登山者も一役かってるのかもしれませんが…
あぁ~、猪群山も凄いのです!
山も岩も話はつきません(>_<)!
投稿: 山の灯徒ひとり | 2018年9月 9日 (日) 22時57分
山の灯徒ひとり さん、こんにちは(*^^*)
それは私も感じていました。
お社が下宮と上宮があるのと同じことですね。
山を登る者が、大抵どこの土地でも迎えられたりするのは、
そういう役割があるのかもしれないからだと思います。
山はいいですね~^^
投稿: 弥沙 | 2018年9月10日 (月) 09時55分