雷山と上宮と鬼 ~神功皇后の伝承地~
快晴!
神功皇后の伝承が残るという、福岡県糸島市の雷山(らいざん)へ。
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車は「雷山観音前」バス亭側の駐車場に。
まずは清賀の滝へ向かいます。
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清賀の滝。
駐車場から40分ほど。
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上宮へは、手前の木橋を渡ります。
ここから上宮まで1255m。
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「会いたくて」
誰に?
うちは雷山に会いたかった。
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「ジンジソウ」
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しばらく山肌を沿うような細い道が続きます。(道分かります??)
ここで、ふと滑落して夜を迎えたらと、思いました。
低山だからと防寒着や雨具をもって来てないことが多々あります^^;
今度からちゃんと持って来よう。
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わくわくする鎖場。
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雷神社上宮到着~!
清賀の滝から40分程。
とっても清々しいです。
上宮のご祭神は、瓊々杵尊(中殿)、天神七代(左殿)、地神五代(右殿)
下宮のご神祭は、水火雷電神(瓊々杵尊)、高祖大神(彦火火出見尊)
香椎大神(息長足姫尊)、住吉三神、八幡神の五神。 .
すべて同じ神なんですよ。
上宮と下宮の神は。
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左へ向かうのが、雷山山頂へ直接登る急登の道。
奥に向かう道が、スキー場経由周回コース。
私はこちらの方向へ。
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5分程で車道に出ます。
しばらくここを進みます。
NTT専用道路。
土砂崩れが起きている為、ここから下(右の方)へ向かう道は通行止め。
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15分ほど歩くと草原地帯へ。
きれ~~~い!
「千と千尋の神隠し」のEDの風景みたい。
感動しっぱなし。
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この草原は、層々岐野(そそきの)とされます。
神功皇后が、羽白熊鷲を退治する為に兵を集めた場所。(村があったとも)
しかし、朝倉にも「層々岐野」と伝わる地があり、同じ伝承が伝わっています。
どちらが本当なのかは分かっていません。
私は、層々岐野は二つあり、別々の話ではないかと考えています。
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紫苑(しおん)の花が群生してました。
「ぼく地球」のシオンはこの花から命名されてました。
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この景色が見たかった!
スキー場跡。
頂上への道は右側の森に沿って、山道を登ります。
間違えて最初、森の中を30分ほど彷徨ってしまう。
元の登山道に出た場所で、ちょうど登る方がおられて登山道を教えて頂きました。
感謝。
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雷山山頂、到着~!
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標高954m。
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西方向。
雷山の山頂にも鬼がいたと伝えられます。
しかも、この地には確かに彼女の足跡があるのです。
ここの鬼を退治したのは彼女では。
上宮に祀られる神は、彼女が大根地山で羽白熊鷲を退治するために下した神(天神七代、地神五代)と同じ。
下宮には、彼女自身が祀られ、近くの山(浮嶽)にも伝承があります。
では。
鬼に苦しめられていたこの「層々岐野」の地の人と共に、山頂の鬼を退治した。
山頂から、東方向。
向こうのお山は井原山。
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山頂でしばらくまったり。
少し下山して、展望台へ向かいました。
あの草原を越えた場所にあります。
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展望台~!
糸島が一望~~!
最高~~~!
パラグライダーの発着場だそうです。
板のとこで横になって、しばらくまったり。
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雷山ありがと~!
最高~!
何度でも来たくなる場所!
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車道まで戻って、また山道へ。
上宮へ向かいます。
車道はここで通行止め。
当初、帰りはここから下ろうと思ってた。
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上宮まで戻りました。
手前の木に掛けられているのは「I LOVE ITOSHIMA」の木札。
以前登った高祖山の頂上で頂いたことがあります。
次は高祖山行こう~。
展望台から上宮経由して、登山口まで1時間10分くらいで下山しました。
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彼女は身重ではあり得ません。
他にも道はありますが、身重では登れるような山ではないのです。
彼女の道を辿りたい。
彼女の気持ちを追いかけたい。
彼女が見たものを感じたい。
そうして初めて分かることがあるのです。
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こんにちは。
雷山校区に住んだこともあり現在は隣の校区に住んでいます。
雷山といえば雷山観音と、雷神社まで、それも年に2度ほどですが・・・
子供達は小学生の時に遠足で「雪中登山」をしたことがあったのをこの記事を見て思い出しました。
今日、ブロ・を拝読で写真で私も雷山登山をさせていただきました~~
360度の大パノラマで景色が素晴らしいですね~~
沢や植物を観察しながらそして森林浴を満喫しながら、神社巡りや登山をされていらっしゃるのですね。
どうぞ体調管理をしながら、これからも素敵な写真を見せて下さいネ
有り難うございました。
投稿: 月下美人 | 2018年10月27日 (土) 14時33分
月下美人さん、コメントありがとうございます^^
雷山!すばらしいですね!
お近くに住まわれてたなんて、とっても羨ましいです^^
山に登ると親しみもわきますしね。
小学生の登山というと林道(NTT専用道路)の方を通ったのでしょうか。
山中はさすがに小学生にはきつそうです。
うちの子の学校は、8年程前までは5,6年生のどちらかで
宝満山に登っていました。
なくなったのは、引率の先生が大変だったからのようです。
何かあった時の責任も重そうですしね^^;
福岡の山はほとんど低山でどこも登りやすいので、人がたくさん登ってます。
山と人ととても近いような気がします
これからも気をつけて登ってきますね!
投稿: 弥沙 | 2018年10月27日 (土) 19時46分