日本の真相 19 ~神・饒速日命の名~
(前回の続き)
神の名を変えることは、その神の可能性を広げることでもある。
部族の祖神として、その名に込めるのは、それぞれの部族の願い。
名が変わっても同じ祖神を持つ一族。
だから饒速日神は、これだけ多くの部族に支持されてきたのかもしれない。
かの神はそうして名を変えられ、様々な土地へ広がり、祀られたのだ。
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饒速日命=天照国照彦天火明櫛玉饒速日尊=高良神=住吉神
=加茂(鴨)神=金山彦=志賀大神=春日神(武甕槌神)=歳神(年神)
=宇迦御魂神=五十猛命=磯神(安曇磯良神)=石上神(奈良の)=布留神
=磯神の宮であった磯宮(伊勢神宮)=天照大神など
そうしてみると、こちら(福岡)にある神社に祀られている神が説明できる。
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☆「筑紫神社」の御祭神は、
筑紫の宮・白日別神(しらひわけのかみ)「筑紫国の国魂神」
五十猛尊(スサノオ尊の御子神)
寳満大神・玉依姫命(たまよりひめのみこと)
白日別神は筑紫国の国魂神であり、筑紫国神は高良の神。
また、高良の神は、饒速日命。
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瓊々杵尊、鴨大神、八幡大神、春日大明神、
住吉大明神、五十猛命、宝満大神
☆荒穂神社 (天拝山)
瓊々杵尊、宝満大神、香椎大神、八幡大神、五十猛大神
春日大神、住吉大神
☆太祖神社 ~福岡県糟谷郡篠栗町~
左殿 天照皇大神 志賀大神 住吉大神
右殿 八幡大神 聖母大神 宝満大神
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中央に伊弉諾(伊邪那岐・いざなぎ)命
右に神功皇后(聖母大神)、八幡大神、玉依姫
左に天照皇大神、志賀、住吉大神。
☆飯盛神社 ~福岡県 福岡市西区~
祭神は、本殿に伊邪那美命
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相殿に宝満神(玉依比女命・たまよりみめのみこと)と
八幡神(誉田別命・ほむたわけのみこと))
中宮社に五十猛尊(いそたけるのみこと)
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☆春日神社 ~福岡県田川市~
(饒速日命降臨の地とされる)
ご祭神は、武甕槌命(たけみかづちのみこと)(春日、常陸の神)
布都主命(ふつぬしのみこと)(石上神宮の神)
豊櫛弓削遠祖高魂産霊命(とよくしゆげのとうそたかみむすびのみこと)
天津児屋根命(あまつこやねのみこと)
姫大神(ひめおおかみ)
神世の昔、豊櫛弓削遠祖高魂産霊命則ち、高皇産霊命三世孫、天日
鷲翔矢命と御子の長白羽命は天磐樟船(あまのいわくすふね)(古き
伝えで御社より申酉方の凡十余丁に船尾山有り、是即神の乗らせし
磐樟船山と成る古跡也)
で二神天降り座して此里に住給いて常に弓矢を造らせ給う成り。
(案内板より)
(天磐樟船(あまのいわくすふね)は、天鳥船。
饒速日命が乗って来たとされる船)
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☆天照神社(天照宮) ~福岡県宮若市~
天照国照彦天火明櫛玉饒速日尊
八幡大神、春日大神、応神天皇、天子児屋根命
☆高良玉垂宮
高良玉垂命、八幡大神、住吉大神
☆大善寺玉垂宮 ~福岡県久留米市~
玉垂宮(藤大臣)、八幡大神、住吉大神
玉垂宮は藤大臣であり、高良の神でもある高良玉垂宮大菩薩。
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ご祭神は大己貴神、天照皇大神、春日大神。
このお社は「三輪大明神」ともいわれ、「大神さま」
「おんがさま」と呼ばれている。
大己貴神は、大神神宮(奈良の三輪山をご神体と祀る)の神。
大国主さまとして、境内に像がある。 .
ご祭神 神功皇后
八幡大神
住吉大神(表筒男命・中筒男命・底筒男命)
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そして、 .
☆宮若市の天照神社(天照宮)
祭神 天照国照彦天火明櫛玉饒速日尊
八幡大神、春日大神、応神天皇、天子児屋根命
こちらの神社から近くの日吉神社までご神幸がある。
☆日吉神社 ~福岡県宮若市~
ご祭神は、大国主命。
ご神幸は縁のある神社との間で行われる。
日吉と言えば、猿田彦神や大山祇神が祀られているのが多いのだが、こちらは大国主神。
福岡県那珂川市にある日吉神社の伝承から、
(☆日吉神社 ~福岡県 那珂川町~ ご祭神が猿田彦神)
日吉神も饒速日命ではないかと辿りつきましたが、
大国主が大物主であり、饒速日命ならば、全て繋がる。
*後に分かりましたが、ここのご祭神は
大己貴神、天御中主神、など。
(大己貴神ならば、そのまま饒速日命。
地元ではご祭神が猿田彦さんで通ってる)
(「結びの山 ~その14 日吉の神とニギハヤヒ命~ )」
等々、私が参拝した神社のごく一部でもここまである。
これらの神は饒速日命だと思われる。
*
・・・これらの神が饒速日命の名を変えたものなら・・・。
ここで浮かび上がるのが、「その神」と共に祀られている神の存在。
(「日本の真相 20 ~神・神功皇后の分魂~」 へ つづく)
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