絆の龍
龍は二つのものを繋ぐ役目があるという。
そう言えば、ずっと昔こんな夢を見た。
(「白龍と青き龍の夢 」)
自分だけが乗っている電車が静かに走ってた。
右手には海。
窓の外は人気がまったくない荒れた田んぼや家。
「あれから誰も住めないんだ」
そう感じたその光景の中で。
大地の中から巨大な水柱と共に、真っ青な龍が現れた。
空から現れたのは、真っ白な龍。
2体の巨大な龍が、大地から空へ、空から大地へと、
互いに体をくねらせながら、潜っては現れて、それを何度も繰り返している。
「これは、大地を浄化している。
人の住めなくなった大地を、二頭の龍はきれいにしている。
”空の気”と”地球の気”を大地に送り込んで、混ぜ込んで・・・
そうして、また人の住める大地に戻そうとしているんだ。」
そう夢を見て感じたその光景は、その何年も後になって
TVの画面で再び目にすることになった。
福島の海の側の光景。
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<龍は二つのものを繋ぐ役目がある>
それが真実ならば、あの夢はきっと現実の光景だ。 .
ようやくあの夢の意味が分かった。
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汚れてしまった大地と、広大な空と。
人の願いと、神の慈悲。
あの龍達はきっと、今でもあの空の下で。
大地と空を混ぜ込んで、元の大地に戻る日まで。
人の願いを糧にして。
願いがある限り、そこに存在しているのだと思う。
いつか人に還すその日まで。
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