日本の真相 20 ~神・神功皇后の分魂~
(前回の続き)
一柱の神を、名前を変えて分けることを「分魂(わけみたま)」という。
「日本の真相 1」にそうあった。
饒速日命は多くの名に変えられて広がったのだ。
*
前回の「日本の真相 19」に記した筑紫の神社には、
「饒速日命」の分魂である名が並列されている。
日本の真相で繰り返し記載されている、八幡大神、応神天皇も彼ならば、
以下の天照を祀るお社に”在る”のも頷ける。
☆天照神社(天照宮) ~福岡県宮若市~
天照国照彦天火明櫛玉饒速日尊
八幡大神、春日大神、応神天皇、天子児屋根命
久留米のお社には「伊勢天照」とあるのに、饒速日命の名で祀られている。
☆伊勢天照御祖神社 ~福岡県久留米市~
天照国照彦天火明尊(饒速日命)
*
その筑紫には、かの神が祀られているお社の数多に、
一緒に祀られている神の名があった。
☆「筑紫神社」の
寳満大神・玉依姫命(たまよりひめのみこと)
☆荒穂神社 ~佐賀県三養基郡~
宝満大神
☆荒穂神社 (天拝山)
宝満大神、香椎大神
☆太祖神社 ~福岡県糟谷郡篠栗町~
聖母大神、宝満大神
☆若杉山 その3 ~太祖宮 上宮 福岡県~
神功皇后(聖母大神)、玉依姫
☆飯盛神社 ~福岡県 福岡市西区~
宝満神(玉依比女命・たまよりひめのみこと)
☆春日神社 ~福岡県田川市~
姫大神(ひめおおかみ)
☆砥上岳 1 ~砥上神社~
神功皇后
☆宝満宮 竈門神社 ~福岡県太宰府市~
玉依姫命、神功皇后
そして、
☆志賀海神社 ~福岡県~
左殿 仲津綿津見神。
左相殿 神功皇后。
中殿 底津綿津見神。
中相殿 玉依姫命。
右殿 表津綿津見神。
右相殿 応神天皇。
ここにもその名があった。
”わたつみ”が海神であるなら、「綿津見神」は住吉の神と同神。
ならば、この玉依姫も「神功皇后」。
.
「日本の真相 15」にあるように市杵島姫も彼女なら
☆脊振神社(下宮・上宮)
市杵島姫(弁財天)
市杵島姫は宗像三女神の一柱。
☆宇佐神宮 ~大分県~
八幡大神、比賣(ひめ)大神、神功皇后
比賣大神は宗像三女神とされているが、神功皇后でもあるのなら、
分魂としてここに祀られている意味が分かる。
宗像三女神は、神話ではイザナギの禊の時に住吉神三神と共に生まれた神。
またそうであるから、田川の春日神社に祀られている「姫大神」も神功皇后。
お社の伝承からもそちらの方が自然。
神功皇后、宝満神(玉依比女命・たまよりひめのみこと)、
聖母大神、香椎神、姫大神、市杵島姫・・・。
そして、
宮地嶽神社の息長足比女命(おきながたらしひめのみこと)・・・。
彼女は「高良玉垂宮神秘書」にある、
高良の神(住吉の神)と夫婦となり、行動を共にしたと言う
<神功皇后という名にされている人(神)>
(「日本の真相 21 ~住吉大社~」 へ つづく )
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