砥上岳と砥上神社 ~神功皇后行軍路 2~
( 前回 のつづき )
大根地山から長崎街道を南に下ってきた。
そこから77号線を東に歩く。
遠くに見えるのが砥上岳。
. .
多分、高い方。
. .
大根地山の前の鳥居から、1時間半で砥上岳の前にある「日吉池」に着いた。
神功皇后の軍が剣を砥いだという池。
. .
砥上神社。
(「砥上岳 1 ~砥上神社~」前の記事)
.
.
御祭神は、ご祭神 神功皇后
八幡大神
住吉大神(表筒男命・中筒男命・底筒男命)
. .
神功皇后の絵がある。
前にいるのは武内宿禰。
彼は高良神と同神である。
この後、登って行く。
(前回登った時の記事「砥上岳 2 ~神功皇后の史跡~」)
. .
苔むした石畳の道が少しある。
. .
この山もとても身重では登れない。
彼女は身重では無かったのだ。
神功皇后が乗った馬が付けたという「ひづめ石」。
「みそぎ原(はる)」
神功皇后が禊をしたとされている
反対側から。
左奥に小さな川がある。
頂上近くには巨大な「兜岩」があり、神功皇后が三韓征伐の折りに被っていたとされているが、それはこの山の由緒の神を示すもの。
.
頂上の武宮。
神功皇后が武甕槌神を祀ったとある。
だが、武御雷神は鹿島、春日神と同神。
神秘書で高良神と同神とある。
彼は神功皇后と共に異類を退治している。
ならば彼も、一緒にこの場所に来てたはずだ。
.
奥にあるのは神功皇后の像かな。 .
石なのに鏡のように反射してる。
. .
砥上岳山頂。 .
南の筑紫平野。
初めて来た時は曇ってたので、晴れて良かった!
.
.
南東方向。
奥に見える山々は、耳納連山。久留米の高野山が西端にある。
縦走してみたいなぁ!
ロードが17キロあるらしく、登山靴じゃ辛いかな。
北側の登山道から下山。
.
結構、急ですが20分くらいで麓まで降りられる。
. .
元のスタート地点までロードを2.4キロ。
大根地山が見えた。 .
スタート位置の冷水峠まで戻った。
15時、戻ってきた~
戻って19キロ。
休憩1時間弱込みで、6時間16分。
神功皇后は、「S」のスタート位置から、大根地山へ。
そこで神事をして神々を下ろし、
南に下り、砥上岳へ。
その後、ピストンで麓まで戻っただろう。
(砥上岳往復だけで8キロ、3時間)
この間だけで、20キロある。
しかも自分は相当早い方なので、標準(行軍など率いてたら)プラス3時間はかかるはず。
当時は(当たり前だが)車道も無い。
それを加味すると、10時間以上はかかるのではないだろうか。
この区間だけで半日かかるのだ。
また、神事やみそぎなどしてては、さらに時間はかかっただろう。
ならば。
冷水峠に出た「羽白熊鷲」と秋月に出たというそれは、別だと考えた方がいいだろう。
冷水峠でそれを退治して、更に秋月に向かったのだ。
では。
”羽白熊鷲が出た場所”
それは冷水峠のどこになる?
悪神は、祟らないように、近くの場所で必ず祀られるものなのだ。
( つづく )
« 大根地神社と大根地山 ~神功皇后行軍路 1~ | トップページ | 冷水峠の羽白熊鷲 前編 ~神功皇后行軍路 3~ »
« 大根地神社と大根地山 ~神功皇后行軍路 1~ | トップページ | 冷水峠の羽白熊鷲 前編 ~神功皇后行軍路 3~ »
コメント