高良山*山の中の竜
高良大社がある高良山。
高良神と神功皇后が住まわれていたという伝承があります。
神功皇后が勝敗を占った「背くらべ石」
高良の神が乗った馬がつけたという「馬蹄石」
(「2度目の高良山 1 ~足跡~」)
表参道の石段の途中にある天照大神を祀る
「式内伊勢天照御祖神社」(上のリンク先)
高良大社の本宮です。
お社の隣りにある「幸せのからす」
古くから神使いとして神様のとりつぎをしたり御祭神の事績と縁が深い
生き物は全国の神社に多く見られ、春日大社の鹿、天満宮の牛、
日吉神社の猿、八幡神社の鳩などよく知られていますが、
高良大社のお使いは烏(からす)です。
『高良玉垂宮神秘書』には、玉垂命三韓征伐の砌、
「遙かに人が数多く見え異敵が攻めてくるぞ」と思し召されたとき、
早速みさき烏を遣わして偵察して事なきを得たとの記述があります。
(中略)
又、国指定重要文化財・高良大社本殿にも三ヶ所の蟇股(かえるまた)に
烏の彫刻が見られ古くから玉垂命と烏のつながりあったことが想像されます。
(案内板より)
こちらの伝承では、高良の神は神功皇后と共に三韓へも行き、
筑紫のヰルイも退治していたのです。
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会いたかった風景がありました。
どこだったかなと高良の山中をうろうろ。
その場所は「菖蒲池(今は涸れている)」の先にありました。
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前に来た時に言いようのない懐かしさがあって、
「こんなに荒れてなかったよな」と。
記憶の中の”そこ”には清水が流れていて、高良の山の中で一番好きな場所でした。
しばらく留まって、撮った写真にこんなのがありました。
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竜が映っているそうです。
会いに来てくれたのか、私についているという白竜なのか。
高良山の山頂が「良」の字の辺り。(高良大社はもっと西(左側)
上の写真はオレンジの星の辺り。
3度ほど、うろうろしてます。
ここもパワースポットなのでしょうね。
そう言えば、「パワースポット」の福岡編 まだ書いてなかった!
この日は今まで行ってなかった場所へも行きました。
ここはちょうど高良大社のある場所の上になります。
とても懐かしく感じた場所。
お社のような建物があったのかもしれません。
とても磁場が強く感じました。
ずっと後に聞いたのですが、高良大社のお社は昔、「鳳山」にあったとも言われているそうです。
(鳳山は峰続きの少し小高い場所)
ここはその鳳山より少し西側(大社のすぐ上の丘)。
右のオレンジの印が鳳山。
左が上の広場。
その斜め左上が高良大社。 .
その場所を反対から(大社の方向から)撮った写真です。
奥に見えるのが鳳山。
遠く見えますが、この場所から100m先くらい。
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広場から、籠神石(こうごいし)沿いに少し下っていくと、大社があります。
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これは下ってから上を見上げて撮ったもの。
この上に広場があります。
神護石は、結界だとも城壁だとも言われています。 .
再び、大社。
宝物庫があって、お守り授与所で言えば開けて見せてくださいます。
高良の伝承を描いたタペストリー、見事です。
.高隆寺跡。
高良の神が自ら、仏と共に人々を救い、国を鎮めると申されたとあります。
そうして「毘沙門天」として「奥宮」に祀られるようになったのですね。
高良山の麓にある「坂本神社」(高良御子神社)
高良の神と神功皇后との子、九人が祀られています。
「高良大社 * 神幸祭 ~福岡県久留米市~」*高良御子神社)」
このお山に来ると、2人は本当に夫婦として同じ時代を共にしたのかもしれないと思えます。
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