宝満山*月次祭と竈門岩と羅漢道
.
宝満山の麓、竈門神社の鳥居の側に御衣黄桜と八重桜が咲いてました。
.
.
福岡で一番人気のある山。
すれ違う人もたくさんいて、登山道のあちこちに花があったりします。
一番きつい百段雁木(ひゃくだんがんき)の前にも。
.
. .
頂上の上宮。
ようやく着いたと思ったら、神職さんが神事の準備をされてました。
月次祭だそうです。
毎月15日前後の11時過ぎからされてるそうです。
居合わせた方々と参加させて頂きました。
衣装は少し下った場所にあるキャンプセンターの小屋で着替えるそう。
荷物も持ってここまで上がってくるのはほんとに大変。
お社の裏でお昼ご飯を食べてから、「竈門(かまど)岩」を探しに出発。
九合目まで下がって、少し奥に入った場所にあります。
. .
「仙竈」と刻まれた大岩。
.
大岩が3つ立ち並んでいる様子が、昔の竈のようだということで「竈門岩」
竈門山(宝満山)の名の由来の一つです。
神功皇后の出産の際、神がここで湯を沸かしたという伝承があります。
この場所の少し下には、水を汲んで産湯にしたという水場「益影の井」も。
山全体に彼女の伝承があります。
.
次は羅漢道へ。
羅漢道の名の通り、登山道に石仏がたくさんありました。
宝満山は日本の三大祈りの山の一つ。
故に明治の廃仏毀釈の折に壊された石仏もあります。
ここ雰囲気が違う(パワースポットのような)と感じた場所に3体の石仏が。
手前の2つは石灰石で出来ているようで、御姿がほとんど分かりません。
.
姿は変わっても存在は変わらないんだと教えられたようでした。
.
再び、頂上へ。
山梨の花だそうです。
.
.
サイカチ(再会)の木
この木にも神功皇后の伝承があります。
三韓征伐の前に植えられて、戻ってきたら再び会おうと。
「そのもの」の木でもないようですし、身重で宝満山にはとても登られないので、本当の伝承が知りたい。
.
.
シャガの花が群生していました。
.
再び、麓の宝満宮竈門神社。
月次祭、見られて嬉しかったです。
ありがとうございました!
« 筑紫の神の真相 3 | トップページ | 日吉の神は大己貴神 ~那珂川市 日吉神社~ »
「こんにちは」
「竈」縁結びだけではなく、産湯を沸かした竈。
神様の お子は ビッグベビーだったのでしょう。
生みの苦しみを和らげる、お優しい気遣いが伝わる。
三体の石仏、分け隔ての無い 椿の花の髪飾り。
一体は石質が違う、男に髪飾り?恥ずかしげもなく?
ジャガーのお花の群生、贅沢過ぎません。
私はジャガーのお花一つを息を殺して撮る。
アアー苦しかった。
投稿: アットマン | 2019年4月23日 (火) 16時39分
アットマンさん、こんにちは^^
神功皇后の御子は応神天皇とされている、後の八幡神なので、
もしかすると生まれる前から神と縁があったのかもしれません。
生誕に神が関わる話には、ナザレのイエスがありました。
神功皇后が「聖母(しょうも)」と呼ばれていることも似ています。
どちらも後から創作されたものかもしれませんが、
それだけ彼らが神格化され、大切にされてきたかが分かります。
仏さまは性別がないのかもと思います。
あるいは、見る人(感じる人)によってそのものになる。
花は飾った(供えた)人の心を映すもの。
仏さまは喜んではるように見えました^^
投稿: 弥沙 | 2019年4月24日 (水) 10時39分