魂須霊 4 筑後の饒速日命
むすび2 の三島神社。
その周辺の気になった場所に行ってみた。
(後に一つ一つ、詳しくUPします)
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まずは大川市の風浪宮へ。
ご祭神は、高良玉垂命と息長垂姫(神功皇后)
(高良の神の妃であるので息長垂姫 *「むすび 3」 )
少童命(わたつみのみこと)、住吉神
ここには高良の神、少童命、住吉の神が祀られていた。
三柱は、同神。
阿曇・安曇(あづみ)族のあづみは、わたつみがつまったもの、と「儺の国の星」の本にある。
高良神は、安曇磯良神。
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三潴の三島神社へ
たくさんの社から、一つだけ目星をつけ行った。
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ご祭神は、事代主、春日、住吉、八幡
そして、高良玉垂命。
三島神社に高良の神が祀られている!
饒速日命とされる神々と共に。
やはり、という気持ち。
ここは伝承にあった大善寺玉垂宮の近くの、三潴(みずま)。
「高良の神が来た」という伝承がある。
三潴に来た高良の神は、イルヰを退治した後、大善寺玉垂宮に居を構えたと。
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御朱印の判子が、三種神器。
玉と剣と鏡。
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大善寺玉垂宮へ。
高良玉垂命が、人になった時の名が、藤大臣、物部の保連と、高良玉垂宮秘伝書にある。
玉垂神が饒速日命だからこそ、伝承でも物部氏と深い関わりがあった。
彼は物部氏の祖神なのだ。
八幡の神も宇佐の伝承では、饒速日命だと名乗っている。
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この後、南下。
みやま市のこうやの宮へ行った。
こうやの宮は「磯神物部神社」とも言い、(いそのかみ)と呼ぶ。
5体の像が安直されていて、その中の一体が七支刀を持っている。
ここは邪馬台国発祥の地とされ、七支刀が安置され、後に石上神宮へ奉納されたとの説があるとのこと。
「儺の国の星」には、玄海灘(福岡の北の海・博多湾)と、有明海は繋がっていたとある。
太宰府の前に瀬戸があったと。
筑紫は東の宇佐島と西の高来島の二つに分かれ、西を天原(あまのはら)とも言ったそう。
昔の船旅は、港に寄港しながら進んだので、邪馬台国の記述にある「水行十日」はこの場所かもしれないと、ふと思った。
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筑後のこれらの神社。
高良神=安曇磯良神=磯神(いそのかみ)=石上=布留神=饒速日命=三島神社の神
という関係が浮かぶ。
( つづき )
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