那珂川は饒速日命(天照・住吉・高良の神)の生誕地
「那珂川の市ノ瀬に、高良の神が若い頃にいた猫城がある」
筑前風土記にはそう書かれてあった。
市ノ瀬と言えば日吉神社がある中の島公園の場所辺り。
山友さんから、那珂川の共栄橋の近くの「猫嶺城」の存在を聞いた。
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山頂に登ると少し平らな場所があり、雰囲気が少し高良の山の上に似ている気がした。
川がすぐ側を流れていて、守りの城のような感じ。
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最近知ったのですが、ここから少し西にいった場所にも、「猫城」がある。
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「猫城」をさらに西から見た写真。
頂上付近は上の「猫嶺城」よりも狭い感じがする。
こちらはまったり穏やかな感じ。
ついでに戸板の山神社の天岩戸を見に行った
猫城から2キロ
こちらから行くのは初めて。
(「結びの山 ~その9 天岩戸 ~」)
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拝殿の裏に天岩戸がある。
天岩戸の磨崖仏。
岩戸の片方は奈良の片戸神社に飛んでいったという伝承がある。
(片戸神社は未確認)
那珂川と奈良の神は同神だと示唆しているのだ。
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久留米の高良大社の神の若い時の居城だったという猫城。
もともと「根子城」であったのだろう。
「根」は大根地山と同じ「貴人、神」の意味がある。
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1が「猫嶺城」
2が「猫城」
3が天岩戸の山神社
4が日吉神社
5が日吉の裏山、「成竹山」
本当はどっちだろう?(両方かもしれない)
どちらも伝承の「市ノ瀬」とは地区も違う。
市ノ瀬には日吉大社の元宮、日吉神社が、
仲には住吉大社の元宮、現人神社がある。
(「日吉神社 ~福岡県 那珂川町~」)
(「現人(あらひと)神社 福岡県」)
(もしかすると、「猫城が市ノ瀬にある」とは、日吉神社と高良の神の関係を示唆しているのかもしれない)
日吉の猿田彦神、住吉神、高良の神は同じ、饒速日神。
天照大神だ。
(「結びの山 ~その14 日吉の神とニギハヤヒ命~」)
(「日吉の神は大己貴神 ~那珂川市 日吉神社~」)
(日吉神社の神社誌にあるご祭神は、天御中主神、大己貴神、日子穂穂出見神。
天御中主神、大己貴神は三輪山の大物主神の饒速日神)
那珂川には岩戸の地名(川の那珂川から西が旧岩戸村)、天岩戸の伝承も、
安徳台の側には「立花木(橘)」「小戸」「おぎわら」の御祓の地名もある。
住吉、天照の神は、イザナギの御祓で生まれた。
(「安徳台と高天原」)
猿田彦発祥の地(日吉大社の元宮)
住吉の元宮
高良の神の城
天照、住吉の神が生まれた禊の地の名
・・・那珂川にはすべてが揃っていた。
<地名が合えば、神話の地>
ならば、ここはその条件に十分に合う。
ここは、高良の神の生誕の地なのでは?
天照神(住吉)でもある、饒速日命の。
(一般的には、出雲が彼の生まれた地とされているが)
住吉神は全ての神。
神話のイザナギの祓いで生まれた神。
そのすべてがここにはあるのだから。
だから、神功皇后は彼と一緒に那珂川に来たのかも。
那珂川の神田の水を潤す裂田溝を造ったという神功皇后。
夫婦だったと高良の伝承にある二人
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(追記)
「儺の国の星」に、
「古代、市ノ瀬辺り(上記地図周辺)は、猫城岳を北の端として湖を形成しており・・・」
という記述があり、猫城岳が重要な拠点であったとある。
ならば、高良の神がいたという猫城岳は、上記の「1」の場所。
(両方の可能性はある)
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「今晩は」
摩崖仏が飛ぶとは 知らなかった。
いやいや、岩戸が飛んで行ったのかな?
それで片岩戸とは なんとなくできすぎ?
アッ、どうでいいことに目が行く 悪い癖。
投稿: アットマン | 2019年5月 2日 (木) 22時21分
アットマンさん、おはようございます(*^^*)
岩戸の伝承があって、そこに磨崖仏を彫ったということでしょうね。
飛んでった先という奈良の「片戸神社」
探したけど分かりません。
あるかどうかも分からないです。
これは後に書きますが、暗示だと思われます。
那珂川に「岩戸」の伝承と元となるもの(事)があり、
それが、奈良へと移ったと。
投稿: 弥沙 | 2019年5月 5日 (日) 09時45分