3回目の英彦山 その2 ~玉依姫~
( つづき )
英彦山の大南神社への道を歩きます。
聞こえるのは鳥の声だけ。
もう足が痛くない。
あれだけ大きな音がしたのに。
あんなに痛かったのに。
「てあて」いつもより効いたよう。
そう言えば、ヒミカの力も治癒・・・。
そう思った時、浮かんだ言葉がありました。
<二つの玉は、死人をも蘇らせる>
それは、饒速日命が持っていたという十種神宝の<二つの玉>。
・・・そうか。
玉依姫とは、その力を持つ者のことなんだ。
(詳しくは次回に)
それに気が付いた時、何故かはらはらと涙が止まらなくなっていました。
分岐点から下り、大南神社へ。
ここは大己貴命が御祭神。
英彦山の元々の神様は饒速日命なのです。
十種神宝を、「不思議な力を持っていたという神宝」の持ち主。
大南神社をもう少し下った場所に鬼杉があります。
写真ではなかなか大きさが分からないですね。
南岳頂上へは、こんな鎖道もあります。
写真の上の方にいるのが先行者。
南岳頂上。
祠があります。
中岳。
日本で一番高い場所にあるお社だとか。
この辺りの紅葉はほとんど終わっていました。
当初の計画ではここから裏英彦山への道へと下って、一周してくるロングコース
でしたけど、それは断念。
紅葉が綺麗だそうです。
中岳の上宮。
風雨でかなり痛んでます。
中に入って御参拝。
北岳頂上の社。
裏側は古来からの祭祀場なので、立ち入り禁止です。
この辺りで足に少し痛みが。
あれから5時間歩き続けてました。
岩壁を登って、中岳へ。
下山は正面参道の石段です。
むすび神社の裏に一番の目的の場所がありました。
植樹した杉の木に会いに。
スタッフの方にいつでも見に来ていいよと言われてたので、鹿よけの柵を開けて中へ。
29日目。
大きくなってました。
葉先も綺麗になって、無事に根付いたようです。
植えた時、枯れかけて枝先が黒くなってたので、育つかなと不安に思っていました。
良かった。
英彦山の神様に見守られて大きくなりますように。
下山に3時間ほどかかりました。
トレッキングポール持ってて良かったです。
再び、拝殿。
紅葉を見にたくさんの方がいらしてました。
最初に来た時は、上宮まで行く日があるとは思ってもいなかったです。
ここも寺院跡です。
17時15分。
怪我しつつも、無事に下山できました。
ありがとうございました。
行動時間8時間42分、スタートから下山するまで10時間16分かかりました。
英彦山は、宝満山でテン泊した時に朝日が上がってきたあのお山です。
南岳、中岳、北岳の三つ頭がどこからでも分かります。
本来、足を挫いたり事故が起きたら、すぐにでも山行を止めて帰らないといけないのです。
山ナビの山友さん方も皆言ってくださいました。
でもこの日は、最後まで行くことに意味がありました。
あちらには書けませんが。
( つづく )
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初めまして
ハルさんの所でお名前を拝見し、福岡の方だということで、
時々拝見していました。
夏に、英彦山にお詣りしたのですが、拝殿まででした。
上宮まで興味はあったのですが、なかなか登ることはできず、
こちらで見せて頂きました(#^.^#)
私も捻挫だと思ったら、第五足中骨を骨折していたことがありました。
読んでいて、「まさか・・・」とハラハラしていました。
その後、足の具合はいかがですか?
投稿: 四季 | 2019年11月15日 (金) 15時19分
四季さん、こんばんは^^
英彦山行かれてましたね。
うちも登山を始める前までは、上宮なんて雲の上と同じ存在でした。
今では福岡県内の山なら、どこでも行きたくてうずうずしてます^^;
病院は月曜に行きました。
骨折はなかったのですが、2~3週間安静にしてねとのことで、
仕事休んでます。
痛みはほとんどないので、山行出来ないのが辛いです^^;
投稿: 弥沙 | 2019年11月15日 (金) 17時47分