レイキ その3 ~ヒーリング~
レイキは「伝授」されます。
その前にまず、レイキを受けてみることにしました。
”伝授”ではなく”、ヒーリングの方です。
*
知り合いが伝授してもらった方のところに、予約して行きました。
女の方です。
少し話をした後、施術用のベットに仰向けになります。
レイキの本を読んでいたので、ある程度のやり方は知っていました。
様々な流派があるので、多少は違うそうですが。
< シンボルで”回路”をつないで、エネルギーを流す >
体から5センチほど手を離してますが、その場所が温かいのです。
例えば、自分の頬から1センチほど離して手を当てると、温かさを感じます。
5センチも離れていると、熱を感じないものです。
レイキの場合は微かな温度と、施術する人やされる側によっては、
少しぴりぴりするような感覚が伝わってきます。
額に手を当てている時、微かに涼しい風が流れてきました。
この感じ知ってる。
前世の夢を見続けていた頃、横になると顔に風が流れてきてた。
あの感じに似てる。
後でそのことをいうと、「エネルギー」だと言われました。
< 手の位置を徐々に変えていく >
右膝の上に手を当てた時、ぴくっと微かに動きました。
「右膝に古傷がありますか」と聞かれます。
一昨日だか筋肉痛になったっけ、そう応えます。
帰ってから、雪国にいた中学時代に、凍った道ですべって膝を打ったことを思い出しました。
骨折はなかったのですが、足が曲がらなくなって病院で治してもらったのです。
以来、時々痛くなってました。
しばらくの間、膝に手を当ててました。
ほわっという感じの温かさ。
温泉の中にいるような。
そうして、終わりました。
*
しばらくその場に座ってぼーっとしていました。
劇的な変化はありません。
レイキとはそのようなものではないからです。
その時の状態を敢えて言うなら、温泉に浸かった後のよう。
すると、キラキラとした光りが目の端に見えました。
見上げると、それは宙から現れ、
次から次へと手のひらに降り注いできました。
ラピスのかけら。
最初はそう思いました。
紫色に輝き、ガラスのように透き通ったかけら。
様相でいうなら、紫水晶の方が近いかもしれません。
でも”ラピスのかけら”だと思ったのです。
それが、はらはらと舞っていました。
伸ばした手のひらに降り注ぎ、解けていきます。
決して触れられることのない幻想。
ひとつひとつのかけらがきらきらと光を放っていました。
その”ラピス”の光が、宇宙に散らばる星を思い起こさせました。
でも、それもほんの一時のこと。
すぐに消えたのです。
レイキを習うかどうか迷っていましたが、この件で決めました。
動かなければ何も始まらない。
だめならば、また探すだけ。
そのかけらが、”この道の先にある”と、教えてくれたように思ったのです。
ずっと後になって知りました。
レイキを受けた時、たまにこういう体験をする人がいるそうです。
(続く)
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