成竹山 ~福岡県那珂川市~
もう何度目かの成竹山です
登山口に入るとすぐ空気が変わります
ぴんと張り詰めたような、とても神聖な気配。
この山は日吉の杜でした。
妖精がいるとも言われてます。
登山口は山の上の方にあるので、
30分も上がると展望台への分岐。
パラグライダーの発着場でもあるので、有志の方が整備されてます。
この景色が大好きです。
分岐点
この辺り、赤テープだらけで迷いやすいのです。
うちも何度か通って、今回ようやく分かりました。
(ナビ必須です)
どうしようもなく好き。
沢沿いを歩きます。
そうしたら、ふと情景が重なったのです。
それは次回。
この石垣は、筑前街道の名残だとか。
木の橋がかかっていたようです。
成竹山の山体をトラバースしてゆっくりと下山していきます。
下までこんな石垣が積んでます。
なかなかの労力。
下山しました。
あの尖ってるお山が成竹山。
この辺りの神籬だと思われます。
(「結びの山 ~その1 飯盛山~」)
(*私が思う、神籬)
猿田彦神と地元では祀られていますが、実は大己貴神など。
神社庁が記録する御神名に猿田彦神の名は無いのです。
では、最澄が滋賀の日吉・日枝神社へとこちらの神を勧請したという「猿田彦神」は。
上記の社には、二つの宮があり、猿田彦と大己貴神が祀られています。
さらに二つの宮の神は「同神」とあります。
大己貴神と猿田彦神は同神なのです。
ここは、「日吉の元宮」でした。
大己貴神は饒速日命、天照。
彼は住吉の神でもありました。
なので、那珂川には二つの元宮、もう一つの元宮の「住吉神の現人神社」もあるのです。
那珂川は、神話の地。
住吉の神は「イザナギの禊」で生まれた神なのですから、
その地に「元宮」があるのは必然なのです。
彼の最初の宮があるからこそ、あのような神話が作られたのでしょう。
ここには神功皇后の伝承もあります。
「裂田の溝(さくたのうなで)」という水路を造ったのは、彼のお社の神田があったからとされます。
ここが、住吉の神のおられた地なので、ここに神田があるのです。
その地にある「成竹山」
そこが神聖な気を放つ場所であることは、踏み込めば分かります。
そこにある沢。
確かに”知って”いたのです。
( つづく )
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こんばんは!
猿田彦神を祀る神社って、けっこう有りますね。
弥沙さんのこのブログでも、度々登場してますね。
私も以前、伊勢神宮にお参りした時、そのすぐ隣にあった猿田彦神社にも偶然立ち寄り、参拝しました。
神社看板に、「みちひらきの神」と書かれていたので、当時、仕事で悩んでいた私は誘われるように参拝した次第。
この神社が全国にある猿田彦神社の総本社だとか。
参拝してお守りをいただき、それは今でも会社の机の引き出しに仕舞ってます。
さて、御利益はあったのか・・・。
今、飛行機に乗る仕事になって楽しいので、あったのかも知れません。
そう信じることにしてますよ。
投稿: FUJIKAZE | 2020年10月21日 (水) 22時06分
FUJIKAZEさん、こんにちは^ ^
伊勢の猿田彦神社、とっても良かったです
旅行が無事に終えられたのでしたら、きっとそうですよ
みちびきは、自分がそうだと信じなければ、全く意味がないものだと思ってます
ここの那珂川の日吉さんは、現人神社さえ、元宮だと、地元の人でもほとんど知りません
知らなくても、ここは神と人との距離がとても近いと感じます
神社は元宮でなくても、総本社でなくても、皆同じ神様
遠いところまでわざわざ行かなくても、自分の土地のお社に参ることが1番大事なんだな、とこの土地に来て思いました
最近、神社行脚が遠のいて、山ばっかり行ってます(^-^;
投稿: 弥沙 | 2020年10月22日 (木) 13時24分