石切劔箭神社上宮 ~饒速日命を求めて ③~
次は、ずっと行きたかった上宮へ。
石切劔箭神社から1キロほど山側へ歩く。
ご由緒書き。
御祭神は饒速日命
その子、可美真手命
可美真手命の別名は宇摩志麻遅命。
ウマシマジとは後の世につけられた名のようだが、”うましのみち”が由来なのかもしれない。
「儺の国の星(真鍋大覚氏 著)」には、銀河(天の川)を表すとあった。
饒速日命は布留神であり、住吉神、三島神、天津甕星(ほか)。
星神でもあるのだ。
(☆→神の系譜 1 ~新嘗祭と天照大神と饒速日命と住吉神~)
布留御魂は隕鉄、布津御魂は砂鉄を製錬した剣を表す。
隕鉄は、隕石。
”布留神”は星の神。
共に”星”に関連する名なのは偶然ではない。
彼は饒速日命は住吉神でもある。
オリオンの三ツ星を表す。
星の神であり、海の神。
(儺の国の星 ~宇摩志麻治の名の意味~) (布留、宇摩志麻治(遅)、共にリンク先)
小さい亀がいっぱい。
亀に願い事を乗せ、ここに置くと叶うとされる。
そしてその横にあるのが「婦道神社」。
御祭神は弟橘姫命。
御炊屋媛(登美夜毘売)
饒速日命の后であった御炊屋姫。
ミカシキヤの”カシキヤ”には「儺の国の星」には、
織女の意味があり、女王、あるいは后であって海と空の天気の託宣を占う巫人のことであった。
織姫とは御炊屋姫のこと。
共に星に関連する名。
ミカシヤ姫の別名に櫛甕玉(くしみかたま)姫がある。
饒速日命には、天照国照彦天火明櫛甕玉饒速日命の別名も。
この上宮にあった「亀」は、二人の名の「甕(かめ)」にあやかっているものなのかもしれない。
「甕」は、神に捧げる器を表し、また「神の器」そのものなのだ。
また、彼らの伝承には亀=アマノトリフネが欠かせない。
彼は高良神である。
かの神は金色の雌雄の亀に乗って現れる。
八大龍王であり、浦島太郎に酷似の伝承は、すべて彼らを示唆する。
よって、亀=饒速日のアマノトリフネになる。
(☆→八大竜王と弁財天 4 ~三輪の神は八大龍王~)
アメブロの記事*こっちに書くのはいつになるか^^;
その隣にある物部の社であったという場所。
今は移転されて空です。
石切劔箭神社もまた物部氏の祖神を祀る宮であった。
ここから生駒を越える。
次は生駒登山~矢田の地へ。
*
今日は大みそかです。
本年中は当ブログにお越しいただきまして、ありがとうございました。
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ココログも段々とやりにくく^^;なってますが、こちらを主体に続けていこうと思ってます。
来年は皆さまにとってよい年になりますように。
( つづく )
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こんにちは。
いつも面白い記事をありがとうございます。
石切りさんから生駒山に行かれたのですね!
大阪でも強い力の感じられる、というか、
きつい力を持つ神様の印象があるところです。
今後の展開を楽しみにしています。
今日はとうとう大晦日ですね。
よいお年をお迎えください。
投稿: ふうちゃん組 | 2020年12月31日 (木) 15時16分
ふうちゃん組さん、コメントありがとうございます(*^^*)
石切から生駒山登りましたよ~
山行するようになって、一番登りたかったお山でした。
やっぱり山は見るより登るのが楽しいです♡
石切劔箭神社は凄いですね。
お祈りに来られる方々の気も、パワーを感じました。
近くならちょくちょく行きたいです。
この後、奈良の九条駅まで歩きました!
色々ありましたよ~
歩くと車では違う感じ方ができて、面白いです(*^^*)
良いお年をお迎えくださいませ(≧∇≦)
投稿: 弥沙 | 2020年12月31日 (木) 23時36分