天山 天河弁財天の元宮 後編~ 御炊屋姫を追って ④ ~
続きです。
(☆→天山 天河弁財天の元宮 前編 ~御炊屋姫を追って ③~)
天河弁財天の元宮である、佐賀の「天川神社」。
前回は、天山の上宮をUPしたので、麓の三社を。
三社は、
天山宮
佐賀県唐津市厳木(きゅうらぎ)町広瀬
天山神社
佐賀県小城町晴気
天山神社
小城市小城町岩蔵
*
まずは、「天山宮」
厳木町広瀬
拝殿です。
奈良の「櫛玉比女神社」も広瀬郡にありました。
厳木(きゅうらぎ)は、いつきとも読めます。
宗像三神の一人の、市杵島姫(いつきしまひめ)が弁財天であるからです。
厳島神社の神も同じです。
御祭神は、天御中主命、倉稲穂神、宗像三神。
(天御中主命、倉稲穂神は、共に饒速日命です。)
そしてこの奥に、摂社の「宮地嶽神社」
御祭神は、神功皇后。
神功皇后は、市杵島姫命でした。
彼女がここに祀られている理由です。
御祭神は、天御中主命、宇賀御魂神、天照皇太神、多紀理比売命、市木島比売命、多岐都比売命。
宇賀御魂神は、倉稲穂神と同神。
天御中主命、天照皇太神も共に、饒速日命。
そして、宗像三女神(三柱だけど、実際は一柱の神)。
上宮について、ここに由緒があります。
上宮の周りの池を天山池、その中の島を「蓬莱島」と名づけ、上宮にしたと。
(☆→弁天様(市杵島姫命)の元宮 ~弁天池の起源~)アメブロの記事
*
「天山神社」
小城市小城町岩蔵
鳥居の向こう側に見える山が、天山。
この麓の三宮と、中宮、上宮と歩いて回るのが、一部の山人に流行ってる「天山三社参り」。
涼しくなったら行きたいっ!
拝殿です。
御祭神、多紀都毘賣命、市寸島毘賣命、多紀理毘賣命。
天山の神は、市杵島姫。
彼女は弁財天に習合されています。
また、御炊屋姫でもあります。
彼女は饒速日命の后です。
天照大神である、饒速日命。
奈良の天河大弁財天神社のWikiによると、(天河の方は)
創建に関わった天武天皇と役行者は、伊勢神宮内宮に祀られている女神を「天の安河の日輪弁財天として祀った」
とあります。
内宮の天照大神は、饒速日命。
その后は、御炊屋姫。
「内宮の女神」とは、彼女を指しています。
御炊屋姫=弁財天=市杵島姫。
(事実であるから、辻褄が合うのです)
こちらが、天河弁財天の元宮というのは間違いではないのです。
「彼女」は、元々こちらにいたのですから。
(脊振山の神は弁財天=市杵島姫命)
上宮創建よりも、伊勢神宮よりも、もっと昔にここに降臨した彼女。
「元宮」とは、その神の出身地を表します。
ルーツ。
その神の正体。
辿って行けば、必ずたどり着くのです。
私はそう思います。
天山は、神の住まう地。
山頂にいらして、感じてください。
きっと、分かります。
( つづく )
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