村屋坐彌冨都比賣神社*物部の弁天様 前編 ~御炊屋姫を追って ⑦~
続きです。
(☆→八大龍王弁財天~厳島神社 ~御炊屋姫を追って ⑥~) の続き
いよいよ、一番行きたかった「村屋坐彌冨都比賣神社」
むらやにいます やとみつひめじんじゃ。
大神神社の別宮です。
二柱は、夫婦神とされます。
大国主(大物主)神の正妻は、須世理姫(すせりひめ)と漢字があるのに、ルビはせおりつひめ。
須世理姫も瀬織津姫も同神です。
大国主=大物主であり、天照。
天照神の后もまた、瀬織津姫です。
伊勢内宮の荒祭宮に祀られているのが、瀬織津姫。
彼の名が数多あるように、彼女の名も数多あるのです。(後に詳しく)
三穂津姫もその名の一つ。
何故なら、この神社は代々、物部の末裔が神官をされてきたからです。
この境内には、物部神社があります。
物部神社 | 村屋坐彌冨都比賣神社 (murayajinja.com)
彌冨都比賣神社のHPのリンクです。
こちらの神社の宮司さんの祖神を祀る。
物部神社。
この社の名「村屋坐(むらやいます)」は、物部守屋(もりや)をもじったものではないか。
彼はまた、饒速日命と御炊屋姫から始まる物部氏の子孫です。
古来の日本の神を護るため、仏教を排斥しようと蘇我馬子と争い、敗れています。
宮司さんの家系は、その物部氏の末裔であるのです。
「物部神社」に名が無い、物部氏の祖神のもう一柱は、饒速日命。
彼は、大神神社の大物主神です。
以前、聖林寺に行った時に住一面観音についてお聞きしました。
このモデルは饒速日命ですか、と。
大神神社の神宮寺にあったのが、十一面観音。
大神神社は饒速日命を祀るので、そうですよ、と。
この社の本殿に祀られている大物主神は、饒速日命です。
もう一柱の三穂津姫は、御炊屋姫です。
物部氏の末裔が祀ってきたのならば、間違いないのです。
彼らは祖神以外を祀りません。
三穂津姫の別名は、弥冨津(やとみつ)姫。
御炊屋姫には、登美族の姫である、登美屋(夜)姫・とみやひめの名もあります。
名前の相似、神官さんの祖神が、御炊屋姫ら「物部の始まり」であること。
物部は元をたどると登美族です。
饒速日命にも登美饒速日命の名があります。
これらは、主祭神が「彼ら」であることを示唆します。
摂社として、服部神社には天之御中主神を祀ります。
久須須美神社には、
天之久之比神(あまの櫛日の神)
事代主神。
天之御中主神、天久之比神、事代主神は、すべて大物主神と同神です。
( つづく )
« ダイトレ*テン泊縦走 ② ~二上山~紀見峠~ | トップページ | 村屋坐彌冨津比賣神社*物部の祖神と弁天様 後編~ 御炊屋姫を追って ⑧~ »
« ダイトレ*テン泊縦走 ② ~二上山~紀見峠~ | トップページ | 村屋坐彌冨津比賣神社*物部の祖神と弁天様 後編~ 御炊屋姫を追って ⑧~ »
コメント