宇佐神宮 ~祀られる神々~
宇佐神宮
久々に御参拝。
福岡から下道で往復5時間半。
冷水峠、田川経由、201号線を通って、行橋、中津と通ってきました。
(写真は写らないように撮ってますが、たくさんの方が参拝されてました)
二日、間を置かずに行きました。
黒男神社
御祭神 武内宿禰
神功皇后の片腕と言われている宰相。
その名は、常に黒い甲冑を身につけていたことから。
福岡の久山町にもあり、くろどんと読みます。
彼も高良神(住吉神)です。
参道の紅葉
手水舎の日本一の水盤
右手の山に朝日稲荷神社があります。
朝日稲荷神社
御祭神 宇賀御魂、大宮姫
合祀 猿田彦神
神功皇后が神々を降ろした、大根地神社の摂社も朝日稲荷神社。
稲荷さんなのに、スサノオ命、大市姫が祀られます。
(→☆二つの伝承 6 ~大根地山(2)~)
後にスサノオ命(祇園さん)も彼らだと分かりました。
大根地は、大いなる根(古語で神・貴人)の地という意味です。
ちなみに朝日稲荷神社を辿ると、伏見稲荷大社へ行きつきます。
そこには五柱の神が相殿に奉祀されていました。
(宇迦之御霊大神、佐田彦大神、大宮能売大神、田中大神、四大神)
大社のHPによりますと、「(五柱は)稲荷大神の広大なるご神徳の神名化」とあります。
つまり同神です。
佐田彦大神は猿田彦神のこと。(*1)
同じ社、摂社などに祀られる様々な神々は、これに尽きます。
上の朝日稲荷神社にも猿田彦神は合祀されています。
写真5枚目の左手にあるのが、八坂神社 養蚕神社
八坂神社にはスサノオ命
養蚕神社には天照大神が祀られます。
天照は天照国照天火明櫛玉饒速日命の日の神の神名を持ち、祇園の神・スサノオ命(海神)でもあった饒速日命。
高良の神は月神。
住吉(海と星)、石上神宮の布留神は星神でもあるので、彼は日月星海の神。
”フル”はfull。
満ちた、完全な、の言葉に通じるのは偶然では無いのかもしれません。
脊振(せふり)は、脊に振る(布留)神の山でもありました。
クシ(奇・櫛)フル(振る・布留)岳です。
北辰の神、天御中主神は彼の事でもあります。
(→☆神*総まとめ)アメブロの記事
祓所
ここの雰囲気も好きです。
大鳥居
小椋山の説明板
椋木(むくのき)と楠(くすのき)は、種類が違うのですが、両木とも神を宿すと言われます。
拝殿を横から
山行してると三角点が気になります。
YAMAPの小椋山の表示は拝殿内を示してます。
三角点あるのかな~。
案内板
御祭神 一の御殿 八幡大神(応神天皇)
二の御殿 比賣(ひめ)大神
三の御殿 神功皇后
比賣大神は宗像三神
市杵島姫命であり、弁財天
御炊屋姫(=御膳津神=豊受大神=宇迦之御魂神)です。
これが神功皇后。
八幡神は、神としては饒速日命
応神天皇は敦賀の気比神社の地で、ツヌガアラシト(現人神)と名を交換しています。
現人神は住吉神=高良神
彼も饒速日命です。
拝殿
左から一の殿、真ん中が二の殿、右が三の殿
三の殿の奥にあるのが住吉神社
高良玉垂宮神秘書には、高良神(=饒速日)、住吉神、安曇磯良神、鹿島、春日と同神とあります。
故にここに祀られます。
一の殿の奥には春日神社
この右手には北辰神社(天御中主神)
*この地に元々おられた神とのこと。
彼らも同神であるから、ここに祀られます。
ご利益があるから一緒にしてるという俗物的な理由よりも腑に落ちます。
それだけなら天照大神がここに祀られていても良いはず。
最高神なんですから。
天照大神、スサノオ神は摂社におられました。
本殿には神秘書の通りの「住吉神と春日神」とは、諸事情によりということでしょうか。
奥に見えるのが奥宮がある御許山(おもとやま)
山体の左側に奥宮があります。
大尾山から、尾根伝いに御許古道があります。
下宮へ
この道も良いですね。
下宮
下宮内
紅葉してました。
この右手奥に行きますと、
八幡神が現れたという御霊水。
この前の池が綺麗でした。
境内から大尾山に行けます。
大尾山
階段を上って行くと二つの社がありました。
宇佐八幡神託事件のあらまし
護皇(ごおう)神社
和気清麿が祀られます。
「皇室を守った」ということでしょうか。
その上にあるのが、
八幡神社
ご祭神 八幡大神
扉を開けて中でお参りできます。
この大尾山の尾根伝いにあるのが、御許古道(おもとこどう)。
御許山に尾根伝いで行けます!
*舗装はこの辺りまで。
周回20キロ強。
晴れた日を狙って、縦走します!
伏見稲荷大社の言葉が心に染みました。
やっぱりそうだったのかぁ。
続けててよかった。
このタイミングで後押しされたような気持ち。
ありがとう!
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*1 猿田彦神
猿田彦神は福岡の那珂川発祥の神とされていて、市の公認になっています。
そこには住吉の元宮の現人神社があり、住吉神もこの地で生まれたとされています。
同神であるから出身地も同じなんですね。
住吉神は高良神。
那珂川には、高良神が若い頃に暮らしたと伝承がある猫嶺城もあります。
猫=根子=国の根っこを造った神と言う意味。
神話の神すべては彼らであるので、那珂川が神話の地です。
神々が生まれた「イザナギの禊」にまつわる名の全てがあります。
はっ!
布留神のフルはfull(完全な)。
那珂川一帯を指した古代の「儺(奴・な)国」の「な」にも、完全なという意味がありました。
奈良は、なと、ら(神・光)を意味します。
やまとは、神(完全な存在)の国の意味。
この二つの国が彼らがいた「邪馬台国」に当たります。
☆紅葉
今年は紅葉の当たり年でした。
四王寺山
見事です
宝満宮竈門神社の紅葉のライトアップ
宝満山の楞伽院山荘前の紅葉
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