レイラインの渦 ~祓いの神 1~
「筑紫島の四つの面」のシリーズを書いていて、気づいたことがありました。
それは、射手引神社の回と繋がっています。
射手引神社に記された、神功皇后が神々の援護を受けた地。
それが「柿木」です。
その語源は、おそらく「神の気」。
この土地に来た時感じたものです。
神の気配を強く感じる土地。
ゆらぎの向こうに垣間見えるような、曖昧さ。
それに気づいて、思い出しました。
冷水峠もこんな気配があったのです。
そこは、特殊な場所にありました。
(図1 地図はGoogle mapより)
1 英彦山(元は、大己貴神と宗像大神)
2 飯盛山(五十猛命、伊邪那美神を祀る)
3 高良山(高良大社)
4 笠置山(饒速日命の降臨地とされる)
四座はすべて饒速日命が祀られています(名を変えられている。後に詳細)。
冷水峠は、これらの山が結ぶレイラインの真ん中にあったのです。
ここが、したくらつくし坂であり、命尽くしの神である羽白熊鷲が出たところ。
それを退治したのも、高良の神と神功皇后です。
(饒速日命と御炊屋姫)
神功皇后は側の大根地山に神を招き、助力を得て退治しました。
その大根地山で感じたのは「要」。
地球のエネルギーがあふれるところ。
イメージを表すのならば、「地球樹」。
レイラインの中心はエネルギーの集まる処です。
集まるエネルギーは渦を生み出し、特殊な磁場を持つ。
良いもの、悪いものが集まり、混沌を生み出す。
それ故に、「羽白熊鷲」が現れたのです。
レイラインの中心地で、エネルギーが集まる
↓
渦ができ、雑多なものが集まる
↓
羽白熊鷲が現れ、「命尽くす(筑紫の語源)」
↓
高良神と神功皇后が来る。(饒速日命と御炊屋姫)
↓
大根地山に神を下ろし、良い方へとエネルギーを整えてもらう
(力強い地球のエネルギーがあふれだす「地球樹」)
↓
羽白熊鷲を退治。
↓
この後に、上の四座に饒速日命達が呪術を施す。
これが、「饒速日命が降臨した」という伝承となる。
(後に触れます)
大根地山は未だに、要として機能しています。
山頂近くに社もあります。
ここの他にも、日本各地のレイラインの中心地、起点には、必ず寺社などがあるはずです。
では、射手引神社や柿木は?
( つづく )
(楯崎神社*伝承の真実)シリーズの再編になります。
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