射手引神社 2 ~神の気~ (改訂版)
射手引神社の扁額にある、香椎宮と貴船宮。
二つの宮は同じ神でした。
当たり前です。
この地は、神功皇后の伝承地。
香椎の神とは神功皇后。
貴船の神は饒速日命。
ここは、彼女と高良神が羽白熊鷲を退治した土地です。
彼らを祀るのは、その後の土地の安寧を願う事にもなるのです。
彼ら以外であるはずはありません。
(またそれは、この社にある二つの宮の神は同神であることを証明しています)
*手力男神は、伊野天照皇大宮にも天照と共に祀られる神。
同神でなければ、一緒に行動していた者の一人か。
かの神は「伊野天照皇大神宮」にも祀られていました。
この神は分かりません。
社の裏山に登れます。
約三分で「天神社」。
「彼ら」が祀られる多くの社には、天神様が祀られています。
「永遠にお守りすると誓ったから」だそうです。
(確定では無いですが、「天満宮に神として祀られている道真公」も饒速日命かもしれません。
現人神は、住吉神と北野の神(道真公)を意味します。
< 貴船宮の杜 >
射手引神社を求めて、初めてこの地に来た時、幻影を見ました。
鬱蒼とした森と、清らかな川の流れ。
森の中に降り注ぐ、天からの光の帯。
天とのあいまいな境界。
社伝にあった記述を見た時、それと重なりました。
<神功皇后が休み、雲間から光と共に、神の援軍(天の射手)が来られた>
その地は元の貴船宮の杜の場所であり、柿木と書かれてありました。
そこへ行きたい!
車で通った時にその名を見ました。
嘉麻市役所の山田庁舎の側に「柿木」という交差点あり。
側には「五社稲荷神社」と、稲荷山がありました。
ここに間違いありません。
稲荷神=饒速日命です。
射手引神社から400m。
川を渡ってすぐでした。
さらに上へと登りました。
ここが柿木の杜。
彼らの伝承地であるから、後に「貴船宮の杜」と呼ばれたのでしょう。
饒速日命=貴船神=稲荷神。
だから、稲荷神が祀られているのです。
ここに立った時見えた光景がありました。
たくさんの人が宴会をしているのです。
古代人(角髪を結った)人達が酒を酌み交わしていました。
笑い、踊り、とっても陽気な雰囲気。
打ち上げか!
(普段、あまり見えたりしません)
おそらく、柿木の語源は、「神の気」。
この土地に来た時感じたものです。
神の気配を強く感じる土地。
ゆらぎの向こうに垣間見えるような、曖昧さ。
ここは、天の射手が雲間から現れ、加勢した地。
もしかすると、未だに「天との距離」が近いのかもしれません。
神の気配が色濃く残る土地なのです。
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