奈良の高良神社と八幡神社*男神・女神
奈良にも高良神社があり、近くの八幡神社との間に、両神を示唆する祭りがあった。
まずは高良神社。
奈良県天理市櫟本町(いちのもとちょう)1496
かなり入り組んだところにある(道も狭い)ので、天理の駅の前でレンタサイクルして現地へ。
御祭神は武内宿禰(高良玉垂宮命)
武内宿禰は、神功皇后の三韓征伐の折りに、潮涸玉、潮満玉(干珠満珠)を用いて、勝利をもたらしたとされる。
神話の通りならば、彼は神功皇后の宰相。
しかし、彼は高良の神。
その実は住吉神であり、饒速日命。
神功皇后と共に異類と戦い、これを退治している。(前回までの記事)
*神功皇后の三韓征伐は、異類退治の事だと思われる。
また、二人は夫婦であった。(高良玉垂宮神秘書)
それを裏付けるものがある。
この高良神社と櫟本駅を挟んだ向こう側にあるのが、八幡神社。
奈良県天理市櫟本町891
奈良県天理市櫟本町891
御祭神は八幡神(応神天皇)、神功皇后。
両神社の間で行われる祭りは、「まぐわい神事」。
高良神が男神、八幡神が女神とされ、神のお渡りが行われる。
まぐわいは結婚、性交を意味するもの。
高良神社の祭神の高良神(武内宿禰)と、八幡神社の祭神の女神とは神功皇后。
この祭りは、二つの神社の神が夫婦であることを示している。
他に理由はない。
高良神は住吉神。
大阪の住吉大社の伝承にも、彼と神功皇后が夫婦とある。
大阪の住吉大社の伝承にも、彼と神功皇后が夫婦とある。
神社に伝えられるすべてが「嘘、偽り、ただの伝承」とするよりも、その中には真実があり、状況や名を変えられているだけととらえれば、自ずと見えてくるものがあるのだ。
八幡神、応神天皇も彼女の子とされるが彼自身。
夫婦は共に祀られる。
大阪、住吉大社に彼女が祀られる理由になる。
夫婦は共に祀られる。
大阪、住吉大社に彼女が祀られる理由になる。
もしかすると、この高良神社と八幡神社の間で祭りがあるのは、高良神社に彼女の社が無いからかもしれない。
(地図はGoogle map)
次は住吉大社。
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