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2023年7月13日 (木)

久士布流多気*櫛布留岳*脊振山の神  ~二柱の竜~

続きです。

☆→二柱の神 ~神の名*饒速日命と御炊屋姫

二柱は「龍」であった。

饒速日命だけでなく、御炊屋姫も竜王として祀られている。

彼女は市杵島姫命であり、弁財天。

奈良の「八大龍王弁財天」は彼女。

☆神の系譜*豊受大神編 1 ~御炊屋姫~

 

「龍神」は彼らだ。(←後の記事に)

 

*             

 

福岡市の南の佐賀との境にある、脊振山(せふりやま)。
奇なるものが振ったと伝承がある。

振った二龍は「饒速日命と御炊屋姫」。

 

この二柱の竜が「降ってきた所」。
それが神話の久士布流多気。

 

 

< 脊振の神 >

 

一昔前までは、脊振と言えば脊振山系を指した。
脊振山単体では、上宮嶽、弁天山、廣瀧山と呼ばれていた。

 

脊振の伝承を俯瞰してみると一つに繋がる。

Screenshot_202307121740142

 (背振神社 上宮)

 

脊振山の名の由来からいくつか。
(他の由来も下記を元にしたもののはず)

 

☆1 「脊振神社蔵古書」には、

「肥前の国に霊峰あり、国鎮岳と号す。絶頂に霊穴あり。二竜出現して脊を振う時、山動き地震う。故に脊振山と号す」

☆2 貝原益軒の「筑前風土記」
「古、弁財天百済よりここに来り給う時、乗り給ひし馬の脊振りたる故に脊振山と名付けたり」

 

☆3 「脊振山縁起」の乙護法善神

脊振山積翠教寺 修学院 サイト)「脊振山縁起」より要約 (←素敵なイラストつき!)

「天竺の王子が他界。

大王がインドのお坊様の龍樹菩薩に頼み探してもらうと、龍馬に乗って脊振山に飛来し御法神となっている彼を見つける。

彼を追って后(弁財天)と共にやって来た大王は、脊振千坊の守護神に。

大王が下宮の「不動明王」となる。
后が上宮の「弁財天」。
王子は中宮の乙護法善神として祀られる」


*実際の下社には宗像三神(市杵島姫命である弁財天)が祀られている。

 

☆1 二竜が背を振った。

☆2 弁財天を乗せた馬が背を振った。

☆3 乙護法善神が竜馬に乗って飛来。後に不動明王と弁財天がくる。

 

 

これらは同じことを示唆している。
三柱となっているのは、☆3だけ。


☆3では、

乙護法善神(毘沙門天)、大王(不動明王)、弁財天が天竺から竜馬に乗ってやってきて脊振に振った(降った)

 

脊振に振った竜は「二柱」。
なのに三柱の神?

 

 

< 脊振山系の弁財天と毘沙門天と不動明王 >

 

☆3の伝承が三柱であるのは、仏教の影響を強く受けているからだ。

山域は古来から霊山とされ、修験道の聖地として多くの寺が建てられた。
それ故に「彼ら」は、仏教の神(インド神)とされている。

今でも脊振山と、山系の一つの九千部山には彼らが祀られている。


*九千部山の神

Screenshot_202307121740202

(九千部山山頂の祠)

 

九千部山(くせんぶやま)の山頂の祠には、不動明王と弁財天が祀られている。
二柱が夫婦と、☆3の脊振山縁起にあるからだ。

だが、インド神話では夫婦ではない。

 

不動明王はシヴァ神にあたる。
その妻はたくさん(100人?)。

一方の弁財天の夫はブラフマー。

 

しかし、日本神話を通すと繋がる。
不動明王は、日本では大黒天。

大黒天は大国主神と習合していた。

彼は饒速日命であった。
弁財天である市杵島姫命は、彼の后であった御炊屋姫。

→☆神*総まとめ

 

不動明王=大黒天=大国主神=饒速日命

弁財天=市杵島姫命=御炊屋姫

 

だから九千部では「不動明王と弁財天」が夫婦とされているのだ。

インド神話の「夫婦」とされる二人ではないが、日本神話では辻褄が合う。

 

この違いの元は、「元々祀られていた二柱の神」が後にそれぞれ習合されたから。
習合された神の由来は「天竺」。

それ故に、天竺から来たことになっている。

 

*脊振山の神

一方、脊振山には弁財天と毘沙門天が祀られている。

☆1~☆2の伝承はこれを示す。


山頂の上宮と下宮には、弁財天(市杵島姫命)。

乙護法善神は、少し下った場所にあるタニシ仏。
この神が毘沙門天。

Screenshot_202307121740252

(タニシ仏)

 

脊振に振った二竜とはこの二柱であり、彼らへと繋がる。

 

< 高良神と毘沙門天 >

この辺りで「毘沙門天」と言えば、高良神。

高良神は自ら、「毘沙門天として祀れ」と告げたとされる。

彼は毘沙門天と習合されたのだ。

Screenshot_202307121740292

(高良大社 奥宮)

Screenshot_202307121740293
(奥宮にある「毘沙門天」の繋がり)
Screenshot_202307121740352
(高良山山中  高隆寺跡の案内板)
*高良神は国を鎮める神。
だから脊振は国鎮岳でもあった。

 

高良山山頂には、後に毘沙門城が造られ、今でも毘沙門山として通る。

 

Screenshot_202307121740392(高良山)

 

しかし、毘沙門天の妻は吉祥天。

 

脊振に二柱だけが祀られていると齟齬が生じる。

回避する納得できる理由。

それが、不動明王と弁財天が夫婦であり、毘沙門天がその子供として、脊振に振った神が三柱であると、☆3ではされたのだ。

 

高良は物部の領地であり、祖神・饒速日命を祀る宮。

☆→高良玉垂宮神秘書 2 ~高良神は物部の祖神~)アメブロの記事

 

脊振山系の神、不動明王、毘沙門天は共に饒速日命を示唆していた。

饒速日命は櫛玉饒速日命。

また石上神宮の布留神。

久士布流多気とは、彼を示す名だ。

 

 

もう一柱の弁財天。

習合されている日本神話の神は市杵島姫命。

 

 

< 弁財天と御炊屋姫と神功皇后 >

弁財天は市杵島姫命。

かの神は、御炊屋姫。

→☆神*総まとめ

 

高良の神が毘沙門天、不動明王に繋がる饒速日命。
その后の御炊屋姫が弁財天。

 

「もともとの二柱」とは、毘沙門天弁財天と習合されたこの者たちであった。

他に誰も繋がらない。

 

高良の伝承、高良玉垂宮神秘書には、高良神(住吉神)の后は神功皇后とある。

彼女もまた、「習合」されていた。

 

彼が饒速日命であり、彼女がその后であるので繋がっている。

 

脊振山頂の市杵島姫命(弁財天)は、
「神功皇后が三韓征伐の折りに、戦勝を祈願して祀った」とある。

しかし彼女は、「祀られている神」自身。

伝承では、祀った者自身が祀られた神となっているのだ。



彼らがここに祀られている。
それ故にこの地が「建日向豊久士比泥別」。

豊は、豊姫。(高良大社の本殿に合祀)
これが御炊屋姫であり、神功皇后。

久士は、櫛玉饒速日命の「櫛」であり、高良神(住吉神)。

久士布流多気の「久士」だ。

 

彼らがこの地に「振った二竜」。

 

***

 

日本神話の内でも、仏教が入った時でも、習合され他の名になってしまった彼ら。

 

でも、それは信仰心ゆえのこと。

溶けあっても彼らは彼ら。

 

弁財天は御炊屋姫であり、豊受大神。

毘沙門天は饒速日命であり、天照大神。

様々な名で呼ばれても、彼らの魂は一つ。

 

脊振も英彦山も宝満山も若杉も、1000年以上続く信仰がなければ、今のような「霊山」とはなり得ない。

彼らが祈りを捧げ、大切に守ってきたお山だからこそ、ここが「クシフル岳」。

 

 

最後に。
山友さんのおかげで乙護法善神と脊振の神が繋がった。

佐賀の修験道に関わりある地を巡って、一日60キロでも踏破する彼女。

凄すぎる~!

御信仰のたまものだと思う。

ありがとう!

 

 

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